日本人の英語学習の様子を見ていて、よく思うのが「アウトプットが足りないなぁ」ということです。
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例えば、「単語を覚える」とか「英文をたくさん読む」とか「音声付きテキストのCDをよく聞く」とか。
そういう「インプット」の学習は、当然、必要ですし、大事です。
ですが、「インプット」で止まってしまっている人ってたくさんいるんですよね。
「インプット」で止まっている人が、そのうち自然に「アウトプット」ができるようになるのでしょうか?
例えば、人がピアノを弾くのをず〜っと聞き続けていれば、そのうちピアノを弾くのが上手になるのでしょうか?
いえ、そんなはずはありません。
「インプット」しかやっていない人が、自然に「アウトプット」が上手になるだなんて、そんなことは滅多に起こりません。
「アウトプット」が上手になった人は、「アウトプット」をたくさんやった人のはずです。
英語学習においては、「単語のスペルを書く」とか「英文を自分で作って書く」とか「英文を口頭で発して発音してみる」とか、そういう「アウトプット」の行為が必要になるはずです。
なのに、多くの日本人は、当然のように「インプット」を一生懸命頑張っているだけで、「アウトプット」には、ほとんど労力も時間も精神力も費やしません。
最初は「ヘタ」でも良いのです。
「ヘタ」だけど、アウトプットを繰り返すうちに、少しずつ上手になります。
「ヘタ」だからこそ、アウトプットが必要なわけです。
ヘタでもいいから、とにかくアウトプットをやる。
こういうことを地道にやり続けた人だけが、アウトプットが上手になるのではないでしょうか。
私は今、8月の国際会議の直前の業務でたくさんの「英文メール」を書いています。
外国から、英語のメールが毎日たくさん届きますので、それら1つ1つに返信しなくてはなりません。
問い合わせてくる外国の人は、中国人だったり、ロシア人だったり、インド人だったり、様々です。
彼らもまた、「外国語」として英語を使っています。
彼らの英語は、ハッキリって「ヘタ」です。
それでも、自分の言いたいことを文にして、メールに書いて送ってくるわけです。
そういう英文を読んで思うのは、「ヘタでもいいから、とにかく書く(アウトプットする)ことが大事だな」ということです。
彼らの英語は上手ではないかもしれませんが、それでも、自分の言いたいことを相手に伝え、要求したいことをきちんと要求してきます。
世界の人々と英語でやり取りをしていると、日本人がいかに「アウトプット」を避けて英語を学習しようとしているか、ということが気になってきます。
英語ができるようになるには、ヘタでもいいから、たくさんアウトプットすることが大事なのです。
本校では、「インプット」に偏らず、「アウトプット」を大量に行うトレーニングをレッスンに取り入れています。
「スペルを書く」「文を作って書く」「発音して言う」といったアウトプットのトレーニングを総合的に行っていけば、おのずと英語は身についていきます。
本校のレッスンに興味のある方は、お気軽に「個別説明会」にお越しください。