今日はクリスマスイブですね。
英和辞典を引くと、「イブ」というのは「Eve」というように頭文字が大文字となって「前夜」や「前日」を表す、と書かれています。
「Eve」は、英語の「evening(晩)」という言葉から来ているのですが、それがどうして「前夜」という意味になったでしょうか?(たしか同じような内容を去年も書いたような気がしますが、まあ、おさらいということで。)
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現代の暦では、「1日の始まり」というのは、午前0時ですね。
そして、「1日の終わり」はその24時間後(翌日の午前0時)、ということになります。
ところが、昔の「教会暦」という暦では、「1日の始まり」は「日没の時間」だったのです。
「日没」と共に新しい1日が始まり、そして翌日の「日没」に1日が終わる、ということだったようです。
「クリスマスの日」というのは「12月25日」なのですが、それは今の暦で言えば「12月24日の日没」に始まり、「12月25日の日没」で終わる、ということになるのです。
なので、「Eve」というのは、現代では「前夜」ということになるわけですが、教会暦では「当日の夜(つまり1日の始まりの夜)」ということになります。
たぶん、「前夜」の意味が拡大解釈されて、今では「前日」という意味でも「イブ」という言葉が使われるようになったのではないかと思います。
<おしまい>