英語学習を効率的に進めていくには、以下のことをバランス良く行うことがとても重要です。

1. 単語を覚えていく
2. 文法を理解する
3. 発音についてトレーニングする
4. 実際に会話してみる

上記の1〜4のどれも、「インプット」だけではいけません。

「インプット」というのは、つまり、外から自分の中に「入ってきたもの」を処理する、ということです。

インプットだけではなく、その反対の「アウトプット」まで行う必要があります。

単語で言うならば、「英単語」を見て意味が分かる、というのがインプットと言えますが、その反対の「日本語」を見て(あるいは聞いて)から、それに対応する「英単語」を「書く」あるいは「発音する」ということがアウトプットと言えます。

文法ならば、「英文を解釈する」のはインプットですが、その反対の「英文を作る」というのがアウトプットとなります。

発音に至っては、「ネイティブが発音した音をじっくり聞く」というのはインプットですが、その反対の「ネイティブに通じるように注意して発音する」というのがアウトプットと言えます。

「単語」と「文法」と「発音」の3つを、それぞれ「インプット」と「アウトプット」の両面から取り組んでいく、ということがとても重要になります。

この3つは、いわば「個人学習・個人トレーニング」と言えます。

そして、「会話」というのは、テニスなどの球技で言えば「試合」ということになります。

 

さて、繰り返しますが、英語学習を効率的に進めていくには、以下の4つをバランスよく行うことが重要です。

1. 単語を覚えていく
2. 文法を理解する
3. 発音についてトレーニングする
4. 実際に会話してみる

ところが、人によっては、「単語を覚えるのが苦手」だったり、「文法を理解するのが苦手」だったり、「発音するのが苦手」だったり、「人と面と向かって話すのが苦手」だったりと、誰にでも「苦手なこと」があるものです。

そして、「苦手なこと」に対しては、おそらくあまりそのことを「好きだ」とは思えず、むしろ「嫌いだ」と感じてしまいがちです。

英語学習におけるこのような「好き嫌い」というものが、その人の中での英語学習の「アンバランス」を生み出している可能性は高いことでしょう。

例えば、発音が苦手な人は、おそらく、自ら率先して発音の練習をしようとはしません。

あるいは、文法のように難しい理論や理屈を考えていくことが苦手な人は、きっと文法を避けようとすることでしょう。

「苦手なこと」や「嫌いなこと」を避けて、それ以外のことばかりに時間や労力を費やして学習しても、アンバランスであることから、さほど大きな学習効果が得られないということはあります。

「単語」「文法」「発音」「会話」のどれも、英語力を高めていくためには必要なことと言えます。

長いこと英語を続けているのに伸び悩んでいるという人は、是非、自分の中の「好き嫌い」を見つめ直してみてはいかがでしょうか。