英語を身につけていくためには、アウトプットの学習が欠かせません。

英語学習におけるアウトプットというのは、「英文を作る」ということと「英語で発音する」ということです。

しかしながら、学校で行われている英語の授業では、アウトプットはほとんど行われず、インプットに偏りがちです。

アウトプットと言えるものと言えば、せいぜい、出来上がっている英文の全部または一部を書き換えたり、あるいは一部抜け落ちている単語を埋めたり選択肢から選んだり、はたまた、単語の並び順を入れ替えるといったものくらいでしょうか。

英語の単語が一つも与えられていないという、完全に「無」の状態から、意味のある文を自力で作り出す、という練習は、学校の授業の中ではあまり行われていません。

無から英文を作る、そしてそれを自分の口や喉や舌を使って「音にする」ということを繰り返してこそ、英語は身についていくのです。

大人になって、仕事などで英語を使う際には、当然「無から自力で英文を作る」ということが求められるはずなのに、なぜ学校ではアウトプットの学習をあまりやらないのでしょうか?

もしかすると、「やらない」のではなく、「やれない」のかもしれません。

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