新型コロナウィルス(COVID-19)による新規感染者数が毎日報道される一方で、「日本での死亡者数が少ない」という観点からいろいろな見解がネット上でも述べられているようです。

重症化したり、死亡したりするケースが欧米諸国と比べて少ない、ということから、「新型コロナウィルスは恐るるに足らず」という見方にまで発展している主張もあるようですが、正直なところ、私にはよく分かりません。

「コロナウィルスよりも恐ろしいものがある」という主張もありますが、これはよく分かります。

例えば、日本の「自殺者数」で言えば、警視庁ウェブサイトからの情報によれば、2020年1月から6月までで「9336名」とのことです。(引用元: https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R02/202006sokuhouti.pdf

コロナウィルスによる日本国内の死亡者数が、本日(2020年8月10日)現在、1000人強である、ということから見ても、自殺者数の方が遙かに多いということが分かります。

しかし、こういうことを「数字の結果」という1方向からの見方で結論づけてしまうのは危ういようにも感じます。

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