「Dupler」という名前は、私が16歳の時にアメリカに留学した時、ホストファミリーが住んでいた家の住所の名前です。

ご存じの方も多いと思いますが、アメリカの住所は、「道の名前」で表示されます。

私のホストファミリーの家は、「Dupler Road」という道沿いにあったのです。

「Dupler」というのは、おそらく、「人の名前」だろうと思います。

その辺りに昔住んでいた地主さんなのか、権力者なのか、あるいはたまたま誰かの考えによって適当に名付けられたのか、名付けられた経緯は分かりません。

ただ、「Dupler」というのは、アメリカ人の「姓」でたまに見られます。

辞書には、最後の「r」がついていない「duple」という言葉は載っています。

「duple」は、「二重の」や「二倍の」といった意味の「形容詞」で、他に「音楽」の用語として「偶数拍子の」や「2拍子の」といった意味を持ちます。

どことなく「double(ダブル)」という言葉と似ていると思いませんか?

「dupler」や「duple」と似た言葉で、「duplex(二倍の)」や「duplicate(2つのものが同じである)」といった言葉もあり、どれも「2」という数字に絡んだような意味を持っています。

「duple」が形容詞であり、その語尾に「er」という接尾辞がついたのが「dupler」である、と推測することができます。

形容詞の語尾に「er」がついた場合、その形容詞に関連する「人」や「モノ」を表します。

ということは、「dupler」というのは、「二重になっているもの」や「二倍になっている人」といった意味だろうと想像することができます(あくまで想像ですが)。

「Dupler」という人の姓は、「何かを2倍にしていく人」という意味なのではないか、とも思えます(これまた想像ですが)。

 

私にとって、「Dupler Road」は、私の英語人生のスタート地点であり、決して忘れることのできない、思い出深い場所なのです。

2001年に自分で英語教室を立ち上げようと思った時に、「Dupler」という言葉が真っ先に思いつきました。

「同じような名前が日本には他に存在していない」という点、そして、「英語でも日本語でも同じような発音になる」という点を考慮した結果、「Dupler」という名前を選んだのです。

実際、「Dupler」という英語の発音も、「デュープラー」というカタカナの発音も、どちらもさほど違いはありません。

ちなみに、「デュ」という文字をパソコンで入力する際は、「d」→「h」→「u」とキーを打てば出てきます。

私が選んだ「Dupler=デュープラー」という名前は、まだまだ世間に認識されていません。

「国際会議事務局」や「英語教室」といった分野において、この名前の認識度をもっともっと高められるように頑張っていかなければ、と思います。