2月に入り、もう2週目です。

受験生の中には、もう試験も終わり、進路もほぼ決まった人が出てくる頃でしょうか。

まだ受験が終わっていない人も、あと一息、頑張りましょう!

さて、学校の試験対策について、「何をすればいいか?」をまとめているところですが、前回は「英作文」について書きました。

「英作文」を自分で継続的に行うために、とても便利なツールを利用すると良いですよ。

今日は学生さんだけでなく、社会人にも使える便利ツールをご紹介します。

 

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まずはこれまでのおさらいです。

学校の定期試験対策としては、以下のことをやると良いでしょう。

1. 教科書の本文で、「発音の仕方」が分からない単語をゼロにする。
2. 教科書の本文で、「日本語の意味」が分からない単語をゼロにする。
3. 教科書の本文で、「文法」が分からない部分をゼロにする。
4. 教科書の本文のCDを毎日聴く。
5. 教科書の本文を「正しく」かつ「スラスラ上手に」声に出して読めるようにする。
6. 教科書の本文をノートの「左ページ」に書き、単語1語1語の意味を下に書く。

7. 教科書の本文の「日本語訳」をノートの「右ページ」に書く。
8. 「1〜7」を学校の授業の「前」に終わらせておき、不明な点があったらすぐに教師に尋ねる。
9. 本文ノートの「日本語訳」を見ながら、声に出して「英語の本文」を言えるようにする。(暗唱)。
10. 本文ノートの「日本語訳」を見ながら、別の紙に「正しいスペル」で書けるようにする。(暗唱書き)。
11. 教科書に出てくる英文法項目を使い、自分で「英作文」をしてみる。(何度も繰り返す。)。

最後の「英作文」というものをやらなければ、本当の意味で「英語ができるようになる」ということはありません。

逆に言えば、「英作文」というプロセスを面倒くさがらずにやり続けた人だけが「英語ができるようになる」ということです。

 

「英作文」を自力で実践するのはカンタンではありません。

自分で作った英文を、誰か英語のできる人に見せるなり聞かせるなりして、その「反応」を見なくてはなりません。

そして、自分の作った英文が「良い文」なのか「悪い文」なのかを、自分自身がチェックすることができなくてはなりません。

そうは言っても、自分の英文をいつも誰かが見てくれるわけではありません。

勉強というものは、元来「自分1人」でやるべきものです。

私(久末)も、これまで自分1人だけでたくさんの英文を作ってきました。

当然、人に見せたり聞かせたりしながら、自分の英文が良いのか悪いのかを自分なりにチェックしてきたつもりです。

しかし、誰かに見せる前に、自分でチェックすることが不可能ということでもありません。

以下のようなツールを使えば、人に見せる前に、自分が作った英文の善し悪しをある程度チェックすることができます。

1.「Google」などのコーパスで、ネット上での使用頻度を探る。
2.「英辞郎」などのオンライン辞書を使い、どのような表現が一般的なのかを探る。

 

まずは1から見てみましょう。

自分で英文を作る際に、「この表現は自然だろうか?」と悩むことはありますね?

例えば、「僕のお父さんとお母さん」と言いたい場合、「my dad and mom」と「my mom and dad」では、どちらが自然でしょうか?

日頃から英語でネイティブ達がどうやって会話をしているのかよく聞いていればわかるかもしれませんが、日本に住んでいれば、そういう部分はなかなか分かりません。

文法的にはどちらも良さそうだし、日本語では「お父さん」が先だから、英語でも「my dad and mom」が良いかな、と思ってしまうかもしれません。

そこで、「Google」などの検索機能を使い、「”my dad and mom”」と「”my mom and dad”」をそれぞれ「ダブルクォーテーションマーク(”)」の間に入れて検索してみるのです。

そうすると、「Google」の場合は、その文字列に合う情報が世界中のネット上にどれだけの数あるのか、その「ヒット数」を表示してくれます。

・”my dad and mom” → 約 394,000 件 (0.32 秒)
・”my mom and dad” → 約 1,340,000 件 (0.21 秒)

このように「ヒット数」を見ることで、「どちらの方が、世界で多く使われているのか?」ということを知ることができます。

上記の結果だけを見るならば、「my dad and mom」という表現よりも、「my mom and dad」の方が1桁多くヒットするということになります。

このように、「自分で英文を作る」ということをする際に、Googleなどのコーパスのかけて、ヒット数を見てみると良いのです。

ある程度の数がヒットしているならば、「世界でもよく使われる表現」ということになりますし、ヒット数が少なければ(あるいはゼロならば)、その表現は「世界でも使われていない表現」、すなわち「自然な表現とは言えない」ということになります。

 

次に、2の「オンライン辞書」ですが、これもうまく使わないと、余計におかしなことになるかもしれません。

「オンライン辞書」は、参考程度にとどめ、調べた単語や表現については、やっぱりGoogleなどで検索すると良いでしょう。

面倒くさいかもしれませんが、上記の2つのツールは、私も仕事上でよく使います。

学生の皆さんも、社会人の皆さんも、是非、試して見てくださいね。

 


本校では、「大人」だけでなく、「小・中・高生」を対象にしたレッスンも行っています。

「英語がすっかり分からなくなった」という人や「英語が苦手」という人も、まずはお気軽にご相談ください。