前回の続き>

「文字付き音声テキスト」を使った音声学習は、以下の点で「会話スタイル」よりも優れているという話をしていました。

1.自分の意のままに、何度でも繰り返しインプットすることができる。

2.インプットの際、音だけでなく「音+文字」なので、認識がしやすい。

3.アウトプットの際、「正確」な音を出すことができる。

4.アウトプットを「大量」に行うことができる。

今回は、このうちの最後、「4.アウトプットを「大量」に行うことができる。」について考察してみましょう。

「会話」の場合は「相手が必要」となりますから、どうしても「たくさんの量」を確保することが困難です。

ところが、「文字付きテキスト」を使って「音読」をしていけば、「たった一人」で行うことが可能ですから、一日に何時間でも、それこそ自分の気の済むまで、いくらでも「英語の音」をアウトプットすることができます。

しかも「文字付きテキスト」を音読する場合、ただ「たくさん」というだけでなく、前回も述べたように「正確さ」も兼ね備えることができます。

「正しい」ものを「たくさん」アウトプットする。

これが英語学習の「効率」を高めてくれるのです。

さらに、「文字付きテキスト」をただ「音読」に留めているうちは、まだその効果は半分以下と言えます。

「文字付きテキスト」を使って、繰り返し何度も同じ文章を音読し、「文字」と「発音」の法則を学習しながら、そのうち「スラスラ」と読めるようになるまで、音読の質を高めて行くと良いでしょう。

そして、「正確+スラスラ」という状態の極みに達したところで、テキストから目を離して、「そら」で言えるようにしてしまうのです。

つまり、「音読」の域を超えて、「暗唱」するということです。

そうすると、今まで「音読」しかしていなかった人には決して見ることのできなかった「ネイティブ感覚」というものが見えてきます。

それはどういうことでしょうか?

続きはまた次回、書きます!

<続く>