前回の続き>

英単語の覚え方には、主に以下の3つがあります。

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1. 覚えたい英単語に対応する「日本語の単語」と1対1でつけあわせていく。

2. 覚えたい英単語が使われた「例文」を丸ごと覚えていく。

3. 覚えたい英単語が含まれているような「本」や「雑誌」などを次々と読んでいく。
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前回と前々回は、このうちの「1」についてご紹介しました。

ところが、「1」のやり方というのは、あくまでも「短期間に、大量に、無理矢理に」覚えるような場合の話であって、後々、自分の中に深く残していくためにはこれだけではいけません。

「1」のやり方が有効なのは、英検5級や4級など、日本語でも既に「イメージ」が沸きやすい言葉を覚える場合です。

あるいは、逆に英検1級などのハイレベルの単語についてもこの「1」のやり方が有効な場合もあります。

難しい単語になればなるほど、英語と日本語が「1対1」で対応している場合が多くなってくるものです。

ところが、英検3級から準1級となると、英語と日本語が「1対1」で対応していない場合が出てきます。

しかもそれらは、同じ単語でもたくさんの意味になったり、別の「品詞」として機能したりして、単純に「1つの日本語の意味」で対応させるには無理が生じてしまいます。

そこで「2」の出番です。

「1」は「単語レベル」ですが、「2」は「文レベル」となります。

単語というものは、その「意味」だけを知っていれば良いかと言えば、そうではありませんね。

単語は、「他の単語」とくっつけて、それらを順番に並べて「文」という形として使うものです。

複数の単語を並べれば「文」ができるのですが、いい加減な並べ順ではいけません。

単語の並べ順には「ルール」があるのです。

また、単語は、文の中では「適切な形」に変化させなくてはなりません。

つまり単語の変換にも「ルール」があります。

単語の「形」や「順番」に関するルールのことを「文法」と言う、ということは以前もお話したかと思います。

だから文法も勉強すべきなのですが、どうせならば、「単語を覚える」ということをやるのですから、そのついでに単語の「形」や「順番」のルールも覚えてしまえば良いのです。

「2」のやり方では、「例文」となったものの中に覚えたい単語が入り込んでいます。

そうすると、「単語の意味」だけでなく、文の中における「単語の形」や「単語の並べ順」についても同時に学習していくことができるのです。

では「2」のやり方は、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
次回、詳しくご紹介しますね。どうぞお楽しみに!

続く

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