今日、「英語の勉強の仕方が分からない」という内容のお問い合わせがありました。

自分1人で英語を学習しようとしているのだけれど、思うように成果が上がらない、やり方が適切かどうか分からない、ということでした。

よくある質問ですが、こういうことで困っている人も多いのではないでしょうか?

このブログの熱心な読者ならばもう何度も聞いたことがある話かもしれませんが、改めて、「英語の勉強の仕方」について考えてみましょう。

 

<アメブロの続きはここから>

 

まず、英語は「お勉強の科目」である前に、世界の人々が意思疎通を目的をとして使用している「言語」であるということを忘れてはなりません。

たとえ英検やTOEICや大学受験などの「試験」での好成績を目的としている場合であっても、「英語は言語である」という大前提を忘れてしまうと、その途端に「非効率で苦しい勉強」になってしまいます。

英語が「言語」であるならば、それを身につけるために必要な要素として、まずは「音」が筆頭に挙がります。

「音」のない世界では、「言語」を身につけるのはとても困難です。

いくら「頭の良い人間」であっても困難です。

言語習得の基本原理は「音を聞き、その音をマネして出す」というところにあります。

我々が「母国語」である日本語を身につけてきた背景にも、「音を聞き、その音をマネして出す」という行為があったはずです。

それは「外国語」であっても同じことです。

健康な「耳」と「脳」を持つ人間ならば、「音を聞き、その音をマネして出す」という行為を繰り返していけば、必ずその言語を身につけていくことができます。

 

ただし、「母国語」と「外国語」とで大きく異なるのは、「脳の発達段階」で身につけたのか、それとも「脳がある程度発達した後」で身につけたのかという点です。

「母国語」は「脳の発達段階」、つまり「3歳程度」までの幼少期に身につけていくものです。

これを過ぎてから身につけた言語は、程度の差はあれ、どうしても「外国語」となってしまいます。

「母国語」ならば、「文を作る」ために必要な「文法」というものを「音」の中から自然に、無意識に拾い上げていくことができます。

しかし、「外国語」の場合は、「文法」というものを自然に「音」の中から拾い上げていくということが容易ではありません。

そこで、外国語を習得する上で「早道」となるのが「文法学習」です。

「文法」を学ばずに外国語を習得しようとすると、それこそ「何年経ってもできるようにならない」という状況に陥る可能性大です。

「文法」を基礎から学び、「文の作り方」を学んでいけば、その分、言語を習得するのが早まります。

もちろん、「文法」だけではダメで、上述したような「音の学習」を合わせて行うということが必須となります。

 

また、「音」の学習も「マネして出す」というアウトプットの行為が必要であるように、「文法」の学習にもアウトプットの行為が必要です。

「文法」におけるアウトプットとは、すなわち「英文を自分で作る」という行為です。

誰かが書いた英文を「読んで理解する」ということをいくらたくさんやり続けても、「英文を自分で作る」というアウトプットの行為をしないうちは、本当に英語ができるようになったとは言えません。

「文法」を理解したり、「単語」を覚えたりしたならば、今度はその「文法」や「単語」を使い、自分の力で「英文を作る」ということをやってみましょう。

そうすることで、「文法」や「単語」の定着がさらに強まります。

 

まとめると、効率的な英語の勉強のやり方というのは、以下のようになります。

1. 「音声」を使った学習を行うこと。「聞く」だけでなく「言う」ということをたくさん行うこと。
2. 「文法」を基礎から学ぶこと。「理解する」だけでなく「英文を自分で作る」ということをたくさん行うこと。

以上の2点を基本の軸としながら、あとは「時間」をたくさん費やすことがとても大切です。

「英語の勉強の仕方が分からない!」ということで困っている人は、是非参考にしてみてくださいね。

 


 

本校では、「音声」と「文法」の両方を取り入れたレッスンを行っております。

さらに「インプット」に偏らず、大量の「アウトプット」にも重点を置いています。

自分1人ではどうやって英語を勉強してよいか分からないという方は、「個別の無料説明会」を随時行っておりますので、どうぞお気軽にお申し込みください。

>>> 無料説明会のお申込はこちら