今も昔も、中学生や高校生の多くは「勉強」というものを「記憶の連続」として処理する傾向にあります。

理屈」というものを持たなくても、「答えをそのまま覚える」ということをひたすら繰り返していけば良いのです。

そうやって「覚える」ということが完成すれば、ほとんどの科目で点数が取れます。

大人になってから何かを勉強しようとする人も、たいていが同じ要領です。

「覚える」ということができれば、すなわち「勉強が完了した」と言える、そう考えている人が日本には本当にたくさんいます。

しかし、本当に賢い人は、「丸暗記」のようなことだけに依存したりしません。

賢い人ほど、「記憶」と「記憶」の間に、しっかりとした「理屈」というものを持っているようです。

 

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このことを英語の学習に当てはめて考えてみましょう。

英語の学習は、主に「1.単語」「2.文法」「3.発音」という3つに分類されると考えることができます。

学生だけでなく、多くの大人達も、これらを「記憶」すれば良いと思ってしまっています。

特に、「1.単語」と「2.文法」は、単語帳や文法書などに書かれている情報をそのまま「覚えよう」としてしまいがちです。

また、「3.発音」に関しては、「センスが必要だ」と思っている人も多いことでしょう。

しかし、上記の3つはどれも「理屈」を持って取り組むことができます。

例えば、「単語」を覚えようとしたとします。

単語は、「日本語訳」と共に覚えるのが普通だろうと思いますが、「品詞」や「発音記号」といった情報と組み合わせていくと、そこには「なんらかの理屈」が見えてきます。

例えば、「『-al』で終わる言葉の多くは『-形容詞』である」といったものや、「『ar』というスペルの発音記号はたいてい[ɑːr]である」といったものなどです。

「単語のスペル」と「日本語の意味」だけを無機質につなげていくのではなく、「品詞」や「発音記号」というものとのつながりを取り入れ、そこに「なんらかの理屈」を見いだそうとすれば、それだけ早く、かつ深く、自分の中に残っていきます。

「品詞」を理解するということは、すなわち「文法」を理解するということでもあります。

そして「文法」もまた、「丸暗記する」のではありません。

「文法」を1つ理解したならば、それを使って今度は自分で「英文を作る」ということをしてみるのです。

「理屈」に基づいて英文を作り続けていくと、そのうち「ネイティブが書いた英文」を理解するのも楽になります。

 

さらに、「発音」ですら、「理屈」を持って取り組むのとそうでないのとでは、身につき方が全然違ってきます。

「発音の仕方」と「発音記号」と「スペル」の間には、必ず「法則」が存在します。

もちろん「例外」もありますが、ほとんどの単語には三者の間に何かしらの法則が存在するのです。

そうした法則を1つ1つ探しながら、その法則に従って自分で「音」を出して行くのです。

音を出す時に「理屈」を持って取り組めば、正しい発音が出せるようになります。

ところが「理屈」を持たず、ただ「耳で音をマネする」ということだけで発音を身につけようとすると、正しい発音が身につくどころか、「微妙にずれた音」となってしまう可能性があります。

 

「単語」「文法」「発音」のどれを学習するにしても、必ず自分の中に「理屈」を持って取り組むようにしましょう。

理屈を持たないで取り組んでしまい、修得するのに何ヶ月もかかってしまうようなことが、理屈を持って取り組めば「一瞬」で身につく、ということがよくあります。

そして、理屈を持って取り組んで身につけたことは、簡単には失われません。

英語に限らず、何かを学習し、何かを身につけていきたいならば、「理屈」を持って取り組むことを強くおすすめします。


 

本校では、「単語」も「文法」も「発音」も、全て「理屈」を持って取り組むことができるよう、丁寧に指導しています。

「理屈」を持って考えていくことが苦手な人でも、少しずつ、辛抱強く取り組んでいけば、必ずできるようになります。

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