仮に、「ロシア語」を学ぼうとしたとします。

私(久末)はロシア語はほとんど全く知りません。

外国語を身につけていくには、「1. 単語の知識」「2. 文法の理解」「3. 発音のテクニック」の3つが必要だろうと思います。

これらは全て同時に学習していくべきであり、かつ、いずれも「インプット」と「アウトプット」の両方を行うべきです。

 

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まずは「単語の知識」を増やしていく必要がありますが、ここでいきなり「発音」が重要となります。

「文字」を覚えるだけではなく、その文字に対応する「音」がどのようなものであるのかが分からなければ実際には使えません。

「外国語」を使う場面の多くは「音声でのやり取り」となるはずです。

「音声だけの世界」というのは、つまりは「目に見えない世界」です。

ところが、「音」と「文字」が自分の頭の中で合致すれば、見えないはずの音も、頭の中で「文字」として認識することができるようになります。

というわけで、「単語のスペル」を覚える時には、合わせて「発音の仕方」も一緒の覚えていくと良いでしょう。

そして、「単語のスペル」と「発音」の間の架け橋となってくれるものが「発音記号」というものです。

ロシア語にも発音記号はあります。

発音記号と、それに対応する「実際の音」を確認し、自分の口と耳を使って、同じ音を出せるように練習すると良いでしょう。

発音記号というものは、それほどたくさんあるものではありません。

覚えるべき「単語」は何千個もあるかもしれませんが、発音記号は何千もありません。せいぜい数十個程度でしょう。

数十個程度の発音記号を覚え、発音の仕方を覚えてしまえば、あとはひたすら「単語のスペルと発音」を一緒に覚えていけば良いのです。

これを英語に置き換えてみても同じです。

単語を覚える時に、「発音記号」を全く気にしない人がたくさんいるようですが、それは結局、実際に「音の世界」でのやり取りとなった時に自分が困るのです。

最初から「スペル」を覚えるのと一緒に「発音の仕方」も覚えておけば、後になってから苦労しないで済みます。

というわけで、「単語の知識」を高めていく時には、必ず「発音記号」と「発音の仕方」を一緒に学ぶようにしてみましょう。

 

<つづく>