英文法の学習において、以下のことを頭の中でやるようにすると、より早く、深く理解することができるようになります。

1. 文法項目の「名称」を把握する。
2. その文法項目における「単語の形」あるいは「文中での位置」を確認する。
3. その文法項目が表す「意味」あるいは「日本語への訳し方」を確認する。
4. その文法項目の「文中での働き(機能)」を確認する。
5. その文法項目を使った「具体的な英文例」と、その「和訳」を確認する。

 

例えば、「動名詞」であれば、以下のようになります。

1. 名称: 動名詞(どうめいし)
2.  : 動詞の原形の語尾に「-ing」がついた形
3. 意味: 「〜すること」の意
4. 働き: 文中で「動詞+名詞」の働きをする。
5.  : Speaking English is not easy.「英語を話すことは易しくない。」
(「speaking」は、「動詞」として機能し後ろに目的語「English」を持ち、同時に「名詞」として機能し「is」の「主語」となっている。)

 

英文法の解説書には、「解説文」が書かれていることが多いと思いますが、上記の「1〜5」を頭の中で区別しながら解説文を読むようにしたり、あるいは読んだ後で自分でノートに書いてまとめたりすると理解しやすくなります。

英文法の理解で悩んでいる人は、是非実践してみてください!