英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。
それを1つずつ紹介していくコーナーです。
今日の題材は「clothes」という言葉です。
これは「服」という意味の言葉ですが、日本人の英語学習者の中には、これを「クローズィズ」と発音している人がたくさんいます。
しかし、正しい発音は少し違っています。
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「clothes」は、発音記号では[klóuz]と書かれます。
カタカナで書くならば、「クロウズ」です。
これは、「閉じる」という意味の動詞「close」と全く同じ発音なのです。
「clothes」というスペルを見ると、「cloth」という言葉の「複数形」に見えますね。
確かに、「cloth」という言葉はあります。
「cloth」は「布」という意味であり、これの発音記号は[klɔ́ːθ]です。
最後の「th」は[θ]という記号なので、舌先を上前歯に当てながら空気をこすり出すようにして発音します。
しかし、「clothes」という言葉は、「布の複数形」なのではなく、「服」という全く別の言葉となるのです。
真ん中の母音も、「cloth」の場合は[ɔ́ː]ですが、「clothes」の場合は[óu]となります。
単語の最後も、「cloth」の場合は[θ]ですが、「clothes」の場合は[z]という音になるのです。
「cloth」と「clothes」。
形は似ていますが、発音はだいぶ違っていますので、勘違いしないように気をつけましょう。
本校では、「勘違い発音」を1つずつ丁寧に直していくレッスンを行っています。
発音美人になるためには、勘違い発音をなくしていく必要があります。
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