英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。
それを1つずつ紹介していくコーナーです。
今日の題材は「education」という言葉です。
これは「教育」という意味です。
これを日本人は「エデュケーション」と発音することがありますが、正しい英語の発音としては違います。
では、「エジュケーション」ではないか、と思った人もいるでしょうが、それも少し違います。
<アメブロの続きはここから>
「education」は、発音記号では[èdʒəkéiʃən]となります。
敢えてカタカナで書くならば「エッヂュケイション」という感じです。
気をつけるべきポイントは3つ。
まず、最初の「e」のスペルの部分には、「第2アクセント」が置かれています。
「第1アクセント」は「右上から左下に」向かったアクセントマークですが、「第2アクセント」はその逆で「左上から右下」へと向かったアクセントマークです。
で、この単語の最初の「e」のスペルには第2アクセントがついているので、ここを少々「長め」に、かつ少々「強め」に発音します。
次に、「e」の次の「du」のスペルの部分。
ここは、発音記号では[dʒə]となっています。
気をつけなくてはならないのは、[d]がついていない[ʒə]という発音と区別しなくてはならないということです。
[ʒə]というように[d]がついていない場合は、言うなれば「ジャ行」の発音となります。
「ジャ行」というのは、日本語では「ジャ、ジュ、ジョ」ですが、イ段とエ段も入れると「ジ」と「ジェ」となります。
いずれの場合も、日本語の「ジャ行」というのは、「舌先」を口の中でどこにもつけずに発音することができます。
もちろん、人によっては「舌先がどこかに触れる」ということもあるでしょう。
しかし、英語の[ʒ]という発音記号の場合は、舌先をどこにも触れないようにして「ジャ行」として発音するのが正しいのです。
ところが、[ʒ]と似た発音で[dʒ]というものがあります。
[dʒ]の場合は、[ʒ]の前に[d]の発音記号があります。
[d]と言えば、要するに日本語の「ダ行」と同じなので、どうしたって「舌先をつける」ということが必要となります。
実際に「ダ、ディ、ドゥ、デ、ド」と発音してみれば、舌先がついてしまうのが分かると思います。
で、[dʒ]の発音は、「舌先」を[d]の時と同じところにつけた状態から「ジャ行」を言っていくような発音なのです。
すると、日本語の「ジャ行」とは違って、「チャ行」に近い音になります。
「チャ、チ、チュ、チェ、チョ」というように、舌先をしっかりつけて発音しながら、それに「濁点(だくてん)」をつけたようなイメージで発音するのです。
これを敢えてカタカナで書くならば「ヂャ、ヂ、ヂュ、ヂェ、ヂョ」となりますが、これは日本人にとっては結局は「ジャ行」と同じになってしまう場合が多いのです。
なので、やはり「チャ行」を意識しながら、それに濁点をつけるような意識で発音するのが良いでしょう。
「education」という単語の中に含まれる[dʒə]というのは、要するに「チュ」の音を濁らせて「ヂュ」と発音することになります。舌先をしっかりつけるのを忘れないようにしましょう。
そして3つ目のポイント。
それは「第1アクセント」が置かれた[ei]の発音です。
日本人は、これを「エー」と伸ばしがちにしてしまいますが、伸ばすのではなく、「エイ」というように2つの母音をきっちりと発音するのです。
というわけで、日本人が発音する「エデュケーション」は当然ですが、「エジュケーション」もまだ正確ではなく、正しくは「エッヂュケイション」という感じで発音するようにしてみてください。
本校では、「勘違い発音」を1つずつ丁寧に直していくレッスンを行っています。
発音美人になるためには、勘違い発音をなくしていく必要があります。
本校での発音レッスンに興味のある方は、まずは「無料説明会」にお越しください。
>>> 無料説明会のお申込はこちら