英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。

それを1つずつ紹介していくコーナーです。

 

今日の題材は「laboratory」という言葉です。

これは「研究所」や「研究室」という意味の言葉で、日本語でも「ラボラトリー」というカタカナ語で使われることもあります。

しかし、この発音は、カタカナで発音する「ラボラトリー」とは少し違っています。

さあ、今日も発音の勘違いを1つ解消しましょう。

 

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「laboratory」の発音記号は[lǽbərətɔ̀ːri]です。

この単語には、2つのアクセントが置かれています。

第一アクセントは、最初の「la」の文字に当たる[lǽ]の部分。
第二アクセントは、後半の「to」の文字に当たる[tɔ̀ː]の部分。

第一アクセントの部分は、高く、強く発音されるのですが、
第二アクセントの部分は、低く、弱く発音されます。

つまり、「第二アクセントには、アクセントはつけない」ということなのです。

これを踏まえて、単語全体の発音を確認しましょう。

最初の[lǽ]の部分を、少し「レ」の音が混ざったような感じで「ラァ」と少し長めに発音し、ここを高く、強く発音します。

その次の「bora」の部分は、まあ、カタカナで「ボラ」という感じで弱めに発音するのですが、「ra」は「R」の音ですから、舌先をどこにむ触れないようにします。

そして、その後の「to」の部分も、「bora」と同じくらい低いままで、ただし少々長めに「トォー」と発音しましょう。

最後の「ry」の部分は、これまた「R」の音ですので、舌先をどこにもつけないようにしながら「リィ」と発音します。

日本人がカタカナで発音する「ラボラトリー」という言い方は、最初の「ラ」を高く発音している人はまだましですが、真ん中の「ラ」を高く発音している人もいて、それは完全に勘違い発音です。

そして、最初の「ラ」を高く発音している人でも、後半の「ト」の部分を短く発音しているならば、それも勘違い発音です。

「ラァボラトォーリィ」という感じで、音程は最初の「ラ」だけが高いのですが、後半の「トォー」のところでスピードが落ちるような感じでゆっくり発音すると良いでしょう

是非覚えておいてくださいね。

 


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