英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。

それを1つずつ紹介していくコーナーです。

 

今日の題材は「matrix」という言葉です。

これは、映画「マトリックス」でもよく知られていますね。

なので「matrix」という言葉の発音を、そのまま「マトリックス」と思っている人もいるかもしれませんが、それはちょっとした勘違いと言えます。

さあ、今日も発音の勘違いを1つ解消しましょう。

 

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「matrix」というのは、数学などで「行列」といった意味で使われる言葉です。

他にも「母体」や「基盤」などの意味もあります。

これの発音記号は[méitriks]となります。

カタカナで書くとしたならば「メイtリks」という感じです。(※「t」「ks」は無声音。)

まず、最初は「マ」ではなく「メイ」です。

カタカナで「マトリックス」と言う場合には、「マ」が低く、「トリッ」の部分が高く、最後の「クス」が再び低くなる、というのが一般的な発音だろうと思います。

しかし英語においては、最初の「メイ」の「メ」の部分にアクセントが置かれます。

このため、最初の「メ」が音程としては一番高く、その後ろの「イ以降」は全て低く、弱く発音されるのです。

 

それから、「メイ」の次には「tr」の連続音があります。

「tr」の連続音の時、「t」の部分を「ト」と発音してはいけません。

「t」はあくまでも「無声音」で舌先をはじいて空気の音だけを出すようにしましょう。

「tri」は、要するに「ri」の音をメインにしながら、その直前の「t」の空気の音が聞こえるような感じです。

カタカナで書くなら「tリ」です。

で、「tri」がうまく言えたなら、最後の「ks」の部分は「完全に無声音」で終えると良いでしょう。

「無声音」というのは「声帯」を震わせずに出す音のことで、内緒話のようにヒソヒソと「クス」と言いましょう。

 

是非覚えておいてくださいね。

 


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