英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。
それを1つずつ紹介していくコーナーです。
今日の題材は「virtual」という言葉です。
これは「実質上の」という意味の言葉で、「名目上はそうではないが」という意味合いをほのめかす言葉です。
これが「虚偽の」という意味となり、日本語でも「バーチャルリアリティ」という言葉でおなじみですね。
その「バーチャルリアリティ」という言葉が有名なため、「virtual」を「バーチャル」という発音だと思っている人も結構いるのではないでしょうか。
しかし、英語の発音としては、少し違っています。
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「virtual」の発音記号は[və́ːrtʃuəl]となります。
カタカナで書くとしたなら、「ヴァーチュアル」という感じです。
まず、最初の音は「b」ではなく「v」ですから、上下の唇をピッタリ閉じた状態から発音し初めてはいけません。
「v」の発音は、「上の前歯4本」と「下唇の内側」を使って、その間に「空気のこすれる音」を発生させるようにして発音しましょう。
次に、「ヴァー」の「アー」の発音ですが、これは日本語の「アー」とは違います。
これは、最初から「こもった音」で「アー」と発する感じです。
続いて後半。
日本語では「チャル」というように発音されるのが普通ですが、「チャル」ではなく、「チュアル」という感じになります。
しっかりと「ウ」の音を入れる、ということです。
最後の「ル」は、実は日本語の「ル」とも違っており、「ル」と発音する際に舌先が上あごについた状態で、そのまま舌先を離さないで喉から「ウ〜」という音を出します。
というわけで、単語全体ではだいぶ違った印象の音になるかと思います。
是非覚えておいてくださいね。
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