心の健康を損なわないために、何をすれば良いかを考えるコーナー。

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今日は「集中力を鍛える」ということについて考えてみたいと思います。

心の健康を損なってしまう時、多くの場合、人は「過去の自分」について長い時間考えてしまう傾向があるように思います。

もう過ぎ去ってしまったことに対して、「ああすれば良かった」とか「こうすれば良かった」とか、いつまでも引きずってしまう。

もちろん、何事も「自己を振り返って反省する」ということは大切です。

ところが、あまりにも度を超えて反省しすぎると、それが「自分への攻撃」となってしまうこともあるようです。

「過去」を反省するのは大切ですが、その一方で「過去のことはもう終わったこと」として、スッパリ忘れてしまうことも時には大事です。

しかし、「過去のことを忘れて、次のことに頭を切り換える」ということができない人もいます。

スパッと忘れて切り替える、ということができるようになるためには、「集中力」が必要になります。

集中力が高ければ、「今のことだけに集中して意識する」ということができます。

そして、今のことだけに集中しているのであれば、少なくともその間は「過去のこと」を忘れることができます。

逆に、集中力が低いと、つい「過去のこと」を思い出してしまい、なかなか頭を切り換えることができません。

つまり、過去のことを忘れたければ、「今のこと」や「これからのこと」に集中して、頭を忙しくすると良いということです。

一般的に、「集中力」と「切り替える力」は比例するようです。

そして、「切り替える力」はすなわち「忘れる力」です。

「忘れる力」を高めていくことによって、心の健康を損なってしまうのを未然に防ぐことができるのではないでしょうか。

では、「集中力」というものは、どのようにして高めて行くことができるでしょうか?

次回も一緒に考えてみましょう。

<続く>

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