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心の健康を損なってしまう原因にはいくつもあることでしょう。
その中の1つに、「オーバーワーク」というものがあります。
日本語で言えば「働き過ぎ」というやつです。
自分でこなせる以上の仕事を抱えてしまい、なんとかこなそうとする。
まずは身体の方が悲鳴を上げ、そして、いつしか心の健康まで損なってしまう。
働き始めて2~3年目のサラリーマンや、小さな子供を育てている母親などが「オーバーワーク」によって心の健康を損ねてしまうというケースはよく聞きます。
あるいは、家族の誰かが重い病気にかかってしまい、その看病をしていてオーバーワークになってしまう、という話もよく耳にします。
人間の身体も機械と同じで「働かせ続ける」というのはよくありませんね。
どこかで「休息」を取らなくてはなりませんが、まわりの状況がそれを許さないというケースも多々あることでしょう。
しかし、考えなくてはならないのは、同じ境遇に置かれた人でも、心の健康を損なってしまうところまでいかずにやり過ごしている人もいる、ということです。
そもそも、オーバーワークそのものが悪いわけではありません。
何か大きなことを成し遂げようと思うならば、一時的にオーバーワークになるということがどうしても必要となることでしょう。
問題なのは、オーバーワークが「慢性化」してしまうことです。
私も国際会議の会期が近づくと、どうしてもオーバーワークの状態になります。
オーバーワークになれば、当然、身体に疲れがたまります。
私の場合は「肩こり」と「腰痛」がひどくなります。
あるいは、風邪をこじらせて、喉が痛くなり、熱が出て、声もでなくなる、などということもありました。
自分の頭の中では「オーバーワークをしてはいけない」と分かっているのですが、どうしてもオーバーワークをしてしまう。
私もよくやってしまうので、よく、分かります。
オーバーワークを続けていれば、そのうち、身体だけでなく、心の健康までも損なってしまいます。
では、どんなことに心懸ければ、オーバーワークによって心の健康を損なってしまうのを防ぐことができるでしょうか。
次回、もう少し考えてみましょう。
<続く>
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