<前回の続き>

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前回、「やらなくてはならない仕事」というものは、どうやったら減らすことができるでしょうか、と問いかけたところで終わりました。

「1. やらなくてはならない仕事量」が減りさえすれば、「2. 自分がこなすことができる仕事量」が増えなかったとしても、オーバーワークは軽減されます。

まず考えるべきは、「自分の価値観は、本当に正しいのか」ということです。

以前もこのシリーズの最初の方で書きましたが、「must(やらなければならない)」と自分で思っていることでも、端から見れば、あるいは、よくよく考えてみれば、それほど「must」というわけではない、というものがあります。

「must」ではないはずのものまでも、自分自身の「価値観」によって「must」にしてしまっていることって、たくさんあるのではないでしょうか。

「must」と思い込んでいる事柄に対して、「いや、これはmustではないかもしれない」と思い直すためには、他人の目になって自分を観察してみる、あるいは、根本からよく考えてみる、ということが必要です。

この話は、別のブログ記事テーマ「誰でもできる人になれる」でも取り上げていますので、合わせて読んでみて頂ければと思います。

さて、もしも今まで「must」だと思っていたことに対して、「これはmustではないかもしれない」と思い直すことができたとしたなら、次にすべきことは「実行に移す」ということです。

つまり、「やらなくてはならない仕事」を「やらなくてもいい仕事」に捉え直し、本当に「やらない」ということを実践するのです。

「やらない」ということを実践するには、4つの方法があります。

(1) そもそも最初から引き受けない。

(2) 部分的にやらなくても良い箇所を探し、全体の仕事量を減らす。

(3) 優先順位を明確にし、可能であれば後回しにして「今は」やらない。

(4) いったん引き受けた仕事でも、「できない」と言って仕事の依頼主に返す。

一言で「やらない」と言っても、無責任に「放棄する」のはいけませんね。

まわりの人達に迷惑がかからないようにしながら、自分がいかにして「やらない」で済ませることができるかを考えなくてはなりません。

次回は、上記の4つについて、もう少し詳しく考えてみましょう。

どうぞお楽しみに!

<続く>

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