<前回の続き>

(「心の健康を損なわないために」のこれまでの記事一覧はこちら。)

前回、ストレスに強くなるには、「強さ」ではなく、「数の多さ」で対抗すべきだと書きました。

「強さ」という言葉を聞くと、「い」とか「曲がらない」という言葉がイメージされやすいですね。

しかし、本当の意味で「強い」というのは、「い」とか「曲がらない」というのではなく、おそらくその「逆」ではないでしょうか。

い」ではなく「柔らかい」。

「曲がらない」ではなく「カンタンに曲がる」。

要するに、「柔軟性」というものを持ったものが、本当の意味で「強い」のではないかと思うのです。

固いものは、より固いものがぶつかれば破壊されます。

しかし、柔らかいものは、形は変わるかもしれませんが、破壊されることはありません。

ストレスの耐性を強くするためには、破壊されないように、「柔らかくなる」ということが必要です。

では、どうすれば「柔らかくなる」のかと言えば、それが前回書いた「観点の数」なのではないでしょうか。

物事を考えたり感じたりする時、観点の「数」というものが多ければ多いほど、きっと「柔軟性」というものも上がるはず。

つまり、「柔軟性」とは「数の多さ」に比例するものだということです。

逆に、観点の数が少なければ少ないほど、どんどん「固く」なってしまうのです。

心の健康を損なわないためには、物事を考えたり、感じたりする時の「観点の数」が、自分の中では「まだ足りない」と疑ってみると良いと思います。

固い考え方、固い感じ方では、ますます、ストレスが高まってしまいそうです。

「観点の数」が足りないと、常に自問しながら、数を増やす努力をしてみましょう。


<続く>

(これまでの記事一覧はこちら。)

※記事をお楽しみ頂けましたら、以下のランキングにご協力をお願いします。
ポチッと押して頂ければ嬉しいです。(久末)


にほんブログ村


英語 ブログランキングへ