<前回の続き>

(「心の健康を損なわないために」の記事一覧はこちら。)

 

人間、誰しも「健康でありたい」と願います。

身体の健康、心の健康、どちらであっても、失いたくないと思うのが人間というものだろうと思います。

私自身も、人生において身体の健康、心の健康のどちらも損なってしまったことがあります。

私の友人や知人の中にも、心の健康を損なってしまい、そのことが人生に重大な影響を及ぼしてしまったという人もいます。

心の健康を損なってしまう原因は、「外的要因」によるものもあれば、「自分の内側の要因」によるものもあるでしょう。

「外的要因」については、いくら注意していても防ぐことができないかもしれません。

しかし、「自分の内側の要因」については、自分の心懸け次第で、心の健康を損なってしまうのを未然に防ぐことができる可能性があります。

心の健康を損なわないようにするにはどうすれば良いか。

色々な観点から書き綴ってきたこのシリーズですが、そろそろ「まとめ」に入ろうかと思います。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

心の健康を損ないやすい人には、どのような特徴があるでしょうか?

よく聞くのは、「まじめで頑張り屋さん」だとか「責任感が強い」だとか「自分の意見をハッキリと他人に言うことが苦手」だとか、色々あります。

色々ありますが、私(久末)の中で、「こういう人は、心の健康を損なう可能性が高い」と思われるものが「2つ」浮かびます。

1つ目は「客観力の弱さ」であり、2つ目は「バランスの悪さ」です。

 

2つ目の「バランスの悪さ」というのは、心の健康に限った話ではありません。

身体の健康に対しても、バランスの悪さというものが原因となって「不健康」となることがあります。

「バランス」というのは、例えば、「ものの考え方」や「力の入れ具合」や「意識を向ける方向」など、色々なことについて言えます。

■極端に偏ったものの考え方をしてしまう。

■力の入れ具合を加減せず、思いっきりやってしまう(あるいは思いっきり力を抜いてしまう)。

■最初に思いついた方向、自分がこれだと信じる方向のみに意識を向けてしまい、他には目を向けない。

こうした状態が続いた時、場合によっては「良い結果」となることもあります。

しかし、バランスが崩れた状態というのは、いわば「エネルギーが一極集中した状態」とも言えます。

「やじろべえ」のようにバランスが取れたものは、「エネルギーが均衡」していますが、バランスが崩れてしまうと、「片方に思いっきり力が振られ」てしまうのです。

エネルギーが一極集中することで良い結果が得られることも、時にはあります。

しかし、それは「運が良かった」と思うべきであって、一歩間違えば「自分の心の健康を損なってしまう」というリスクが存在しているとも言えるのです。

 

では、「バランス」を良く保つには、何が必要でしょうか?

それが、「1つ目」として挙げた「客観力」というものです。

このシリーズを始めた最初の頃にも書きましたが、「客観性の欠如」というものが心の健康を損なってしまう原因のナンバー1なのではないかと、私は個人的に思っています。

次回、改めて「客観性」というものについて考えてみたいと思います。

 

<続く>

 

(これまでの記事一覧はこちら。)