「時間をうまく使う方法」というテーマで書き始めて、今回で15回目の記事となります。
ここで紹介している方法は、時間をうまく使うための方法の「1つ」に過ぎません。
この方法を取り入れるのが困難な人もきっといらっしゃることでしょう。
しかし、ここで紹介したものの中で取り入れられそうな「要素」が1つでもあれば、それを取り入れるだけでも何かが変わると思います。
仕事に追われ、時間がないと悲鳴を上げている方は、是非、最初からお読み頂ければ幸いです。
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さて、前回は「時計コンシャスな動きを心懸けましょう」ということを書きました。
・仕事に取りかかる前に「今は何時?」と確認する。
・仕事をしている最中も「今は何時?」と確認する。
・仕事を終えた後も「今は何時?」と確認する。
仕事というものは、「今は何時?」ということをいちいち確認するだけでも早く終えられるようになります。
「時計」を気にして、常に「早く終わらせよう」という心構えを持つことが、ひいては「時間をうまく使う」ということにつながるのです。
そうやって、1つ1つの仕事が終わったら、一日の最初の時点(朝の時点)で確定した「一日のタイムスケジュール」の表に書かれたメモを、色のついたマーカーなどを使って消していきましょう。
消された部分が「仕事を終えた部分」ということになります。
「終えたら消す」とやっていくと、「今日はこれだけの仕事を終えた」というのが「視覚的」に一目で分かります。
これ、結構気分が良いものです(笑)
そうやって、仕事を終えることを「楽しみ」にしながら、どんどん仕事を終わらせて、どんどんマーカーで色をつけて消していきましょう!
しかし、仕事をしていると、必ずと言っていいほど「イレギュラー」な仕事が発生します。
つまり、「自分の予定にない仕事」というものが、どうしても「邪魔」してくるのです。
例えば、「自分宛の電話がかかってくる」というのもイレギュラーな仕事と言えます。
こちらから期待して待っている電話ならば良いのですが、たいていの場合は「かかってきて欲しくない」のが電話というものです。
ここで、電話1つとっても、時間をうまく使う人とそうでない人とでは、まるで対応が違ってきます。
時間をうまく使うことができない人は、上述したような「今は何時?」という感覚が非常に「にぶい」ことがあります。
「今は何時?」や「何時までに終わらせる予定?」ということを気にしていないと、かけてきた電話の主と長々と話し続けてしまいます。
用件が済んだら、「はい、了解しました。では、失礼します!」とすぐに電話を切らなくてはなりません。
また、電話での話し方も、の~んびり、ゆ~ったり、世間話も交えながら、笑いながら、とりとめのないことまで、だらだらと話す人がいます。
そういう人は、ほんの「3分」で電話を切ることができるところを、たっぷり「30分以上」も話し込んでしまったりします。
話し方が「ハキハキ」としていれば、先方も「ああ、この人は急いでいるのだな」とか「忙しそうだな」と察してくれるものです。
電話がかかってくること自体は、誰にも止められません。
しかし、電話を切って終了させることは、自分の意志によって可能なのです。
そうやって、「かかってきた電話はなるべく早く切ろう」という意識を持つことで、自分の予定していたスケジュールをなるべく狂わさないようにすることができます。
特に、相手が「いつも長電話したがる」という人の場合は特に注意が必要です。
「スキあらば切る!」というように、いつでも「では、失礼します!」の一言を言い出せるように構えておくのです。
この構えがあることによって、自分が朝に立てたスケジュールを「死守」することができるのです。
さて、「イレギュラー」な仕事というのは、「電話」だけではありません。
イレギュラーな仕事の対応については、また別の機会にご紹介します。
どうぞお楽しみに!