「英語ができるようになる」ためには色々なことをやらなくてはなりません。
ただ、やみくもに「あれもこれもやろう」とやってはダメです。
英語も「言語」ですから、言語を身につけるために必要なこと、という前提で考えていく必要があります。
まず、大きく分類すると「音声学習」と「文法学習」ですね。
特に「音声学習」はとても大事です。「言語」は「音」で出来上がっていますから、「音」のない世界で言語を身につけようとするのはとても困難です。
また、「文法学習」も大事です。音の中に含まれている法則を「自然に修得していく」には時間がかかりますから、誰かが既にまとめてくれている「言語の法則」について、自分の頭を使い、意志を持って学習していくと、それだけその言語の修得が早くなります。
このように、外国語(英語を含む)を修得していくには、「音声学習」と「文法学習」の両方が必要だ、ということを、このブログでは何度もご紹介してきました。
ただ、「音声学習」と「文法学習」と言っても、それをさらに次の観点で分ける必要があります。
・インプット学習
・アウトプット訓練
どんなことであっても、「身につける」というレベルにまで持って行くためには、「インプット学習」では不十分です。
必ず「アウトプット訓練」ということを繰り返して行かなくては、どんなことも「身につける」ことは困難でしょう。
「歌」が上手になりたい人が、一生懸命、歌が上手な人の歌を聴いていたからと言って歌が上手になるわけではありませんね。
歌が上手になりたいならば、「お手本を観察する(インプット)」や「歌に関する知識を増やす(インプット)」や「発声法に関する理論・理屈を学ぶ(インプット)」だけでは足りません。
「自分の口や喉を使って、音を出してみる」という「アウトプット訓練」を実践し、それを繰り返してみてようやく歌が上手になっていくのですね。
英語の場合も同じで、上で挙げた「音声学習」と「文法学習」のそれぞれに「インプット学習」と「アウトプット訓練」の両方が必要になる、ということです。
・音声学習のインプット→英語の音を聴く
・音声学習のアウトプット→英文を音読したり、暗唱したりする
・文法学習のインプット→英文法の本を読んで理解する
・文法学習のアウトプット→文法を使い、実際に英文を書いてみる
さて、「英語ができるようになる」と言っても、そこには色々な解釈があります。
・難しい英文でも、辞書をほとんど使わずに「読解する」ことができる。
・相手が発話した英語を聞き取り「理解する」ことができる。
このような「インプット」ができるようになる、ということが「英語ができるようになる」と解釈する人もいることでしょう。
しかし、本当に「英語ができるようになる」というのは、次のような「アウトプット」ができるようになることではないでしょうか。
・文書で英文を書き、誤解がないように読み手にこちらの意志を伝えることができる。
・口頭で英文を発し、誤解がないように聞き手にこちらの意志を伝えることができる。
つまり、「英語でのアウトプット」というのは、「英文を作ること」と言えます。
そして、「英文を作ること」こそが、「英語ができるようになる」ということなのです。
文書だろうと、口頭だろうと、「英作文」をしないでは、こちらの意志を相手に伝えることはできません。
いくら単語を知っていても、
いくら文法を知っていても、
いくら発音が上手であっても、
「英文を作る」というアウトプットの行為がどうしても必要になります。
だから、「英語ができるようになる」ことを望むのであれば、「英作文」をたくさん練習すると良いのです。
では、英作文はどのように練習していけば良いでしょうか。
次回、具体的な方法についてご紹介していきますね!
どうぞお楽しみに!
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