(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら)
英語を学ぶということは、大げさな言い方をすれば「英単語を覚えていく」ということでもあります。
これは、母国語も同じです。
「日本語の単語を覚えていく」ということをたくさんした人は、それだけ「日本語力」が高いということになります。
基本的な「文法」や「発音」を学ぶことも重要ですが、その上で、「単語を覚えていく」ということは英語力を高める上で必要不可欠なことと言えるでしょう。
しかし、「単語を覚えていく」というの本当に大変な作業です。
どうせ大変な作業をやるのなら、なるべく効果的なやり方で実践したいものです。
さあ、今日も「残念ではない英語学習法」を模索してみましょう!
<アメブロからの続きはここから>
前回までに、英単語を覚えていくには、以下のことを実践すると良いと書きました。
1. 「スペル」だけでなく、「発音記号」と一緒に覚える。
2. 「日本語の意味」だけでなく、その単語の「品詞」を理解した上で覚える。
3. 「単語1つずつ」ではなく、その単語が使われた「文」をまるごと覚える。
4. 「覚えた単語」を使って、自分で「英文」を作ってみる。
以上のことを繰り返し、地道に実践していけば、自然と「英単語」が自分のものになっていくことでしょう。
ところが、上記の4つの内容は、いわば「理想」に近いものです。
特に、「3」については、「単語」ではなく「文」で覚えるわけですから、その文に含まれる他の単語と一緒に覚えなくてはなりません。
つまり、「単語だけ」で覚えていく場合と違って、ずいぶん時間がかかってしまいます。
「試験が迫っている」だとか、「いついつまでに○○個の単語を覚えなくてはならない」だとか、そういった「スピード」が求められるような場合には、「文で覚えていく」というやり方では間に合わないことがあります。
そこでオススメなのが次の方法です。
仮に「市販の単語テキスト」を使用するとします。
そして、1週間で「40個」の単語を覚えるとしましょう。
まずは「英単語」を目で見て、それに対応する「日本語」が言えるかどうかを確認していきます。
具体的には、「日本語」の部分を何かで覆っておいて、「英単語」の部分だけを見ます。
そして、頭の中で、英単語に対する「日本語」を唱えてみてから、覆いを取って確認します。
「40個」ですから、1個あたり「5秒」程度でザ〜っと見ていけば、「5秒╳40個=200秒=3分ちょっと」で終わりますね。
長くかけたとしても、おそらく「5分」程度で終わることでしょう。
そういう作業を、1日に「2〜3回」繰り返してみましょう。
覚えることのできた単語にマーカーを引くなどの工夫をするのもアリです。
そして、7日間、毎日この「5分╳2〜3回」を繰り返します。
そうすると、「同じ40個」を「2〜3回×7日間=14〜21回」も繰り返すことになります。
これは、ノートに書いたりしないシンプルな方法です。
これに加え、「スペルをノートに書く」などのプラスアルファの作業をすれば尚良いですね。
もちろん、これは英単語を見て、それに対応する日本語を言う、というだけの「インプット作業」にすぎません。
これだけでは「その単語が使えるようになった」とは言えないでしょう。
しかし、「短期間で、とにかく単語の意味だけでも多く覚えたい」という場合には、このやり方はとても有効です。
このやり方に合わせ、冒頭で挙げた「4つ」のやり方を織り交ぜていくと良いでしょう。
是非、実践してみてください。
<続く>
本校では、「自分で英文を作る」ということに関して、ゼロから丁寧に指導しております。
興味をお持ちの方は、ぜひ本校の「無料説明会」にお申し込みください。
>>> 無料説明会のお申込はこちら