(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら

 

英語を学習していく上で、「辞書」を有効に使うことはとても重要です。

「辞書」には、「日本語の意味」や「発音記号」や「品詞」や「例文」などが載っています。

しかし、辞書に書かれていることをそのまま「鵜呑み」にしてはいけない場合があります。

さあ、今日も「残念ではない英語学習法」を模索してみましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

当たり前のことですが、「辞書」というものは「人間」が作ったモノです。

人間が作ったモノである以上、「完璧」なものなどありません。

「辞書」が1つ出来上がるまでには、先人達の計り知れない努力と、それをより良いモノにしていこうという編集者たちの強い意志があったものだろうと想像できます。

そういった努力や意志に対し、尊敬や感謝の念というものが消えることがあってはならないと思います。

しかし、だからと言って「辞書に書かれていることが全て正しい」というわけではありません。

色々な辞書を使って英語を学習していると、辞書を編纂している出版社によって「書かれている内容」が異なることに気づくことでしょう。

いや、「同じ出版社の辞書」であっても、改編の度に内容が少しずつ変わっていきます。

つまり、「辞書」が違えば、そこに書かれる「内容」もまた異なるということです。

例えば、「figure out」という表現を調べようとしたとします。

ある辞書では、「理解する」や「わかる」のように書かれています。

また別の辞書では、「解決する」や「考え出す」のように書かれています。

これだけを鵜呑みにしていると、次の表現をどのように解釈して良いか分からないかもしれません。

◆ I can’t figure this thing out.

この英文の意味は次のどれでしょう?

1. 私はこのことを理解することができない。
2. 私はこのことを分かることができない。
3. 私はこのことを解決することができない。
4. 私はこのことを考え出すことができない。

じつは、これのどれもピッタリの意味とはなりません。

「figure」というのは「輪郭で囲まれた形」が基本的な意味です。

これが動詞となる場合には、「輪郭のないものに輪郭をつけ、ある1つの形にする」という意味になります。

つまり、「figure out」というのは、「もやもやしたものをハッキリとした形にして外に出す」という意味なのです。

これを使った英文「I can’t figure this thing out.」は、つまりは、「this thing」というものが「もやもやとしてハッキリしていないこと」であることを意味しています。

そういう「もやもやしたもの」を「ハッキリさせて、外に出す」ということなのですから、うまい日本語にするなら「まとめる」という言葉がピッタリです。

「理解する」というのは、「まとめる」ということをした結果です。

「分かる」も「解決する」も同様です。

「考え出す」というと、まるで「新しくアイディアを生み出す」ような意味になり、少しずれます。

つまり、「figure out」という言葉の説明として、「まとめる」という日本語の表現は場合によってピッタリ当てはまると言えるのです。

しかし、辞書には「まとめる」という言葉が見当たりません。

それは、辞書のその部分を執筆した人(あるいは編集者)が、その言葉を思いつかなかったからです。

辞書は、前述したように「人間」が作ったモノです。

そして、多くの場合、「過去に先人が作った辞書」を参考にしながら編集されます。

先人が作った辞書に書かれていない解釈や説明を新たに加える場合は、慎重に吟味しなくてはなりません。

ところが、慎重に吟味しても、「ピッタリ当てはまる言葉」がいつもいつも見つかるわけではありません。

上記の「figure out」の例ばかりではありません。

他の言葉を辞書で引いても、「ピッタリ当てはまる言葉」が書かれていないケースは多々あります。

では、どうすれば、「ピッタリ当てはまる言葉」を見つけることができるでしょうか?

それを解決するには、「辞書の読み方」について考えなくてはなりません。

さて、長くなりましたので、続きはまた次回。
どうぞお楽しみに!

 

<続く>

 


 

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