「異国の文化」を知ることで英語を勉強するモチベーションを高めましょう、という目的で始まったこのコーナー。

私(久末)は今年の8月末にアメリカに行ってきたのですが、その時に改めて「日本とアメリカの違い」に気づきました。(アメリカ旅行記のブログ記事はこちら。)

今回は、「挨拶の仕方」についてご紹介します。

日本では初対面の場合は、たいてい「自分の名前」を伝え、あとはお辞儀をする程度でしょうか。

ビジネスの場面なら、名刺を交換するということもしますが、それでおしまいですね。

しかし、アメリカではそこに「握手」が加わります。

実はこれ、日本人には判断が難しいものなのですよね。

こっちが男で相手も男なら「初対面で、右手を差しのばして握手を求め、がっちり手を握り合う」というので全く問題なし、なのですが、女性となると多少違ったルールがあるようです。

一般的には、初対面の際に男性から女性に手を差しのばして握手を求めるというのは「やや失礼にあたる」とされています。

女性の方から手を差しのばして来た場合には握手に応じるべきですが、男性から女性に、というのは礼儀に反するという考え方があります。

ところが、状況や人間関係によっては男性の方から女性に握手を求めても失礼に当たらない場合もあるようです。

とは言え、私にはその見極めは難しいので、私は基本的には女性には握手を求めないことにしています。

また、女性と握手する場合は、男性との握手のように「がっちり」という感じではなく、そっと握るようにするのが良いみたいですね。

とにかく、初対面での挨拶で日本と違うところは、このように「握手」というものが加わるという点です。

日本では、「初対面での握手」という行為はあまり一般的ではないかもしれませんが、「握手」というのは、やってみると、相手に対して「親しみ」を感じやすくする行為であることがわかります。

さらに状況によっては「ハグ」や「ビズ(エアキス)」も加わります。

「ハグ」というのは、日本語でもおなじみの言葉になっているのでご存じの方も多いでしょうが、要するに「抱擁(ほうよう)」のことです。

英語では「hug」と書かれます。

家族や親友同士など、ごく親しい間柄の人同士では、多くの場合「再会時」や「別れ際」に「hug」をするのが自然です。

あるいは「感謝の気持ち」を表す場合にも「hug」をします。

これは日本人にはあまり馴染みはないかもしれませんが、これまた、人と人の距離がグッと縮まる行為と言えます。

それから「ビズ(エアキス)」というのは、「ほっぺたとほっぺたをくっつけて、空中でチュッという音をたてて挨拶すること」です。

よく何かの授賞式とか映画の1シーンなどで見かける、あれです。

「ビズ」というのはフランスの言葉らしく、英語では「エアキス(air-kiss)」と呼ぶそうです。

たいていは「男性と女性」でするものらしいですが、女性同士や男性同士でもすることがあるみたいです。

ただ、これは、私はさすがにほとんど経験がありません。

もしかしたら留学中にしたこと(されたこと?)があるかもしれませんが、記憶は定かではありません(笑)

このように、日本人にはあまり馴染みのない「身体の接触」というものが、アメリカをはじめ、諸外国ではよく見られます。

こればっかりは習うより慣れろ、という感じでしょうね。
「ビズ(エアキス)」はかなり難易度が高いと思いますが(笑)

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