(珍しく2日連続で同じテーマ!)
発音がキレイになるには、「発音と文字とを付け合わせる」ということが必要になります、と昨日書きました。
「発音と文字を付け合わせる」とはどういうことでしょうか?
そもそも、発音と文字は、「異なる次元のもの」と考えるべきです。
「文字」というのは「平面の世界」のものですね。つまり「2次元」のものです。
一方、「発音」というのは「音」のことです。
「音」の正体は「空気を伝わる振動」です。
つまり、空気中を振動が「立体的」に伝わっていき、それを人が「耳」で受け取ったものが「音」というわけです。
そう考えると、「音」は「平面」よりも上の次元、つまり「3次元」のものと言えます。
人が何かを「認識」する場合、「3次元」よりも「2次元」の方が楽です。
認識だけでなく、何かを「再現」する場合も同じで、「3次元」よりも「2次元」の方が簡単です。
つまり、「文字(=2次元)」を文字として認識し、文字として再現するのは簡単ですが、
「音(=3次元)」を音として認識し、音として再現するのは難しい、ということです。
「音」だけで何かを認識したり、再現したりするのは、「文字」の場合よりも「高次元」の話になってくるのです。
「キレイな発音」を身につけるには、お手本となる人達の発音を、まずは「音」として認識しなくてはなりません。
そして、認識できた音を、そのままそっくり同じように音として「再現」することができれば「キレイな発音」の出来上がり、なのですが、それが難しいのです。
そこで、「音」を音だけで認識したり再現したりするのではなく、「文字」という2次元の世界の助けを借りて認識したり再現したりしましょう、ということです。
そのために、何をやるべきか。
それはまた次回、ご紹介しますね。
どうぞお楽しみに!
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