さあ、「発音美人」になるための秘訣を読者の皆さんだけにこっそりお教えするコーナーの時間です!
英語の発音、キレイになりたいですか?
私が中学生だった頃、この質問にはすぐに「YES!!」と答えていました(笑)
前回、「音は3次元」で「文字は2次元」だ、という話を書きました。
「3次元」のものを「3次元のまま認識したり再現したりする」ということは難しいことです。
つまり、「音を音のまま認識したり再現したりする」ということは難しいことなのです。
そこで「2次元」の世界の助けを借りて、3次元である「音」の認識と再現性を高めましょう、ということです。
以前もどこかでご紹介したかと思いますが、「音」と「文字」の間をつなぐものがあります。
それは「発音記号」というものです。
英語の発音記号は、全部で「54個」しかありません。
(一覧をまとめた記事を過去に書きました→こちら)
しかもそのほとんどは「日本語のローマ字」と同じような感覚で発音すれば良いのです。
「発音記号」と聞くと、「え~、きらい!」とか「難しい!」とか「よくわからない」などという反応をする人がたくさんいます。
しかし、それもそのはず。
英語学習の入口である「中学校」の英語の授業で、教師がきちんと発音記号を教えないからです。
いや、教えないのではなく、「教えることができない」と言った方が良いかもしれません。
それだけ日本の英語教育の現場では、「発音」というものが軽視されているように思います。
英語教師のくせに(あえて「くせに」と言わせて頂きます)、発音記号通りの発音をして生徒にお手本を示すことができない人がたくさんいます。
もちろん、中には発音を勉強して、発音記号も、それに従った発音も身につけた英語教員もいることでしょう。
ですが、そういう人がたまたま教えることになったとしても、今度は学校のカリキュラムの問題で、発音記号を十分に学習させることができないようです。
というわけで、日本人の多くが発音記号が苦手なのは、なんてことない、「きちんと習ったことがないから」というのが理由なのでした。
では、きちんと習えばどうでしょうか?
私の教室の生徒たちは、全員、例外なく発音記号を学んでいきます。
もちろん、入会してからの日数や本人の努力や客観性の高さなどによって個人差はありますが、必ず誰だって発音記号を覚えていくことができます。
記号を覚えるだけでなく、記号に従って発音することができるようにもなります。
そして、記号に従って発音することができるようになれば、今度は、「聞き取り(リスニング)」の力が飛躍的に上がるのです。
とにかく、発音美人になりたいならば、きちんと「発音記号」を学ぶことをおすすめします。
「発音記号を使わず、フォニックスで発音を学ぼう」という考え方の人もいるかもしれませんが、私はおすすめしません。
フォニックスも、結局は「発音記号」で確認しなくてはならないことが多々あるからです。
「発音記号を知らずに、キレイな発音は身につかない」と心得ましょう。
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