<前回の続き>

(「発音美人になりましょう!」シリーズのこれまでの記事一覧はこちら。)

前回、「無声音」について少し触れました。

無声音を理解する前に、まずは、日本語の「五十音」を「ローマ字」で書いてみるところから始めてみましょう。

以下、五十音を「カタカナ」と「ローマ字」で書いてみます。

ア行  [ a]  [ i]  [ u]  [ e]  [ o]

カ行  [ka]  [ki]  [ku]  [ke]  [ko]

サ行  [sa] [shi]  [su]  [se]  [so]

タ行  [ta] [chi] [tsu]  [te]  [to]

ナ行  [na]  [ni]  [nu]  [ne]  [no]

ハ行  [ha]  [hi]  [fu]  [he]  [ho]

マ行  [ma]  [mi]  [mu]  [me]  [mo]

ヤ行  [ya]  [yi]  [yu]  [ye]  [yo]

ラ行  [ra]  [ri]  [ru]  [re]  [ro]

ワ行  [wa]  [wi]  [wu]  [we]  [wo]

ヤ行とワ行にも、無理矢理文字を入れてみました。

ご存じの通り、最初の「ア行」で使われている音、つまり「ア、イ、ウ、エ、オ」のことを「母音」と言います。

日本語でも英語でも「母音」というものがありますが、一般に、日本語の母音は上記の「アイウエオの5つとされており、英語ではそれよりも多くの母音があるとされています。

ただし、英語でも基本は日本語の「アイウエオ」と思っていて良いです。

以下、英語の母音の一覧です。(「htmlで表示できる英語の発音記号」はこちら。
<母音>
 [ʌ]
 [æ]
 [ɑ]
 [ɑː]
 [ɑːr]
 [əːr]
 [iː]
 [uː]
 [ɔː]
 [i]
 [u]
 [e]([ɛ])
 [ə]
 [ai]
 [ei]
 [ou]
 [au]
 [ɔi]
 [iər]
 [uər]
 [eər]
 [ɔːr]
 [aiər]
 [eiər]
 [ouər]
 [auər]
 [ɔiər]

以上が、英語では全て「母音」となります。

日本語のように「1つの記号」ではないもの、例えば[ou]なども「1つの母音」としてカウントされます。

で、話を日本語の「ローマ字」に戻しますが、日本語では「a」「i」「u」「e」「o」の5つが母音ということになります。

「a,i,u,e,o」の5つ以外については、「子音」ということになります。

つまり、上記のローマ字の五十音表の中で、母音の文字の前についている文字は「子音の文字」ということになります。

例えば、日本語の「カ」はローマ字では「ka」となります。

この「k」という文字が、「子音の文字」ということになるのです。

ここまでの話は、たいていの人がご存じと思いますが、この先の理解へ進むために、敢えて説明しました。

続きはまた次回へ持ち越します!
どうぞお楽しみに。

<続く>


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