<前回の続き>
(「発音美人になりましょう!」シリーズのこれまでの記事一覧はこちら。)
前回、「母音」と「子音」について少し触れました。
「母音」というのは、ようするに日本語でいう「ア、イ、ウ、エ、オ」の5つの音のことですが、英語では、発音記号で表記すると、ざっと「27個」ほどあります。(詳しくは前回の記事をご覧ください。)
で、「母音」というのは、たいていは「有声音」で発せられます。
「有声音」というのは、つまり、「喉を震わせながら出す声」のことと理解すればほぼ間違いありません。
喉の「声帯」の辺りに手を当てて、「ア~」と長く声をだしてください。
そうすると、声帯の辺りが「震える」のが分かると思います。
同じように、「イ~」「ウ~」「エ~」「オ~」と発してみると、どれも喉が震えますね。
このように、「喉の振動」を伴って出る音声のことを「有声音」と呼びます。
一方、「有声音」があるならば、「無声音」というものがありますね。
察しの良い人ならばもうお分かりと思いますが、「無声音」というのは、つまりは、「喉を震わさずに出す音声」のことです。
で、普通ならば「母音(ア、イ、ウ、エ、オ)」というものはたいていは「有声音」になるとお考えください。
「母音」に対して「子音」という音もあるのですが、それは必ずしも「無声音」ということではありません。
以下、「子音」の発音記号を列記しました。
(「htmlで表示できる英語の発音記号」はこちら。)
<子音>
[b]
[t]
[d]
[k]
[g]
[f]
[v]
[tʃ]
[s]
[z]
[θ]
[ð]
[ʃ]
[ʒ]
[dʒ]
[ts]
[dz]
[h]
[l]
[r]
[m]
[n]
[ŋ]
[j]
[w]
まあ、これまた、ザッと数えると「26個」ほどあります。
これらの子音と、前回ご紹介した母音を合わせて、「英語の発音の全て」が発音記号で表示されるのです。
この発音記号は、全部合わせても50個そこそこしかありません。
しかも、ほとんど「ローマ字」と同じような感じで読めば良いので、全く未知のものというのはそれほど多くはないはずです。
で、「子音」の発音記号をザッと眺めていくと、中には「無声音」で発音されるのが普通のものもあれば、中には「有声音」で発音されるのが普通ものもあります。
これらの「知識」というものは、実際の「音」とつけあわせた練習によって生きてくるものなので、単に知っているというだけではもちろん役にはたちません。
しかし、こういう知識を持った上で、実際に音を聞いたり、あるいは自分が発音してみたり、ということをしていくと、発音というものがドンドンキレイになっていくのです。
さて、「無声音」というものをどこでどのように出せば発音がキレイになるのか、という点についてはこのブログでは説明しません。(というより、できません。)
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