<前回の続き>

(「発音美人になりましょう!」の記事一覧はこちら。)

 

「発音美人」になるためには、「リズム感」が必要になります。

英語という言語は、日本語よりも抑揚が大きく、時には「歌」や「音楽」のようでさえあります。

リズム良く英語を発音することができれば、その分だけネイティブに近い音になります。

では、リズム感はどのように身につけていけば良いでしょうか。

今日はその辺りを考えてみましょう。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

ネットで「リズム感」「鍛える」などで調べると、それはもう、様々な情報が出てくることでしょう。

中には「メトロノーム」を使った方法なども紹介されています。

ですが、一般の人が「メトロノーム」などを持っているわけがありません。

そういう「特殊な器具」を使わなくてはならないような方法は現実的ではありません。

もっと手軽に、日常的にできる方法、それでいて、「自分1人だけ」でできる方法を探さなくてはなりません。

 

リズム感を鍛える方法は、私に言わせればとても「シンプル」なものです。

それは「歩きながらリズムを取る」という方法です。

「リズムを取る」という行為と「身体を動かす」という行為は、つながっていなくてはなりません。

自分の身体を使って「均一のリズム」を保ったまま行うことの中には、誰もが日常で行う「歩行」というものがあります。

そう、「右足」と「左足」を交互に踏み出して進んで行く、「歩く」という行為です。

普通に歩くとき、よほどペースを変えたいのでなければ、「右足」と「左足」を踏み出すリズムは一定になりますね。

まずは、普通の速度で、普通に歩きます。

右足でも左足でもどちらでも構いませんが、好きな方を決めて、その足が「地面に着く瞬間」に頭の中で「ピッ」というような音を出します。

頭の中ですから、「ピッ」でなくても構いません。

「イチ」とかでも良いですし、「パン」とか「ジャン」とか、何でも構いません。

とにかく、歩きながら、右足(あるいは左足)が地面に着く瞬間を見計らって、頭の中で音を鳴らすのです。

そういうことをやりつつ、同時に、人から見て「歩き方が自然ではない」と思われないように注意するのです。

人が見た時に、「右足を着く時に、妙にバランスが崩れているな」などと思われるようではいけません。

外からは、完璧に「自然」に見えるように歩き続けるのです。

ただ、頭の中で「ピッ」などの音を、タイミングに合わせて鳴らすだけです。

 

リズム感がある人にとっては簡単なことかもしれません。

しかし、リズム感のない人は、おそらく、十分注意していないと、歩き方が不自然になってしまいます。

まずは、歩きながらリズムを取る、というところから始めると良いでしょう。

そして、それが簡単にできるようになったら、今度は少しずつ複雑にしていけば良いのです。

「右足」と「左足」を着くタイミングの「ちょうど中間」を捉えて「ピッ」と鳴らすとか。

あるいは、「ピッ」という音を頭の中で鳴らすのではなく、「手をグッと握る」など、実際の身体の動きを加えてみるとか。

方法はいくらでもあります。

大事なことは、実際に身体を動かしてやってみることであり、また、継続して行うことです。

リズム感を鍛えたい人は、是非やってみてください。

 

<続く>

 


 

 

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