<前回の続き>
(「発音美人になりましょう!」の記事一覧はこちら。)
日本人の英語の発音は、多くの場合、「カタカナ」に依存しています。
それ自体は悪いことではありませんが、明らかにカタカナとは異なる音の場合にはそれなりの区別が必要です。
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今日は、[w]の発音についてご紹介します。
「w」は、日本語で言えば「ワ行」に当たる音です。
「ワ行」は、日本語の五十音では「ワ(わ)」と「ヲ(を)」の2つだけですが、実際には、他にもあります。
「w」に、母音の「a, i, u, e, o」を当てていくと、「wa(ワ)」と「wo(ヲ)」の他にも、「wi(ウィ)」や「we(ウェ)」も日本語に定着していることが分かります。
つまり、「w」を使った音には、「ワ、ウィ、ウェ、ヲ」の4つが日本語としても使われているということです。
ところが、「u」については、日本語には存在しません。
「wu」というスペルを発音するとしたら、日本人の多くが「ウ」としてしまうことでしょう。
しかし、英語における「wu」の音は、日本語の「ア行」の「ウ」とは全く違う音になります。
それを知る前に、まず、「wa」「wi」「we」「wo」の4つを発音してみましょう。
どれも、「1. 唇をすぼめる」ということをした後で、「2. 唇を開いていく」ということと同時に「3. 音を出す」という流れになるかと思います。
つまり、「唇をすぼめてから開く」という「唇」の動きが伴われるのです。
これを「wu」でも応用させてみましょう。
まず、唇をすぼめた状態で「ウ」と言ってみてください。
これができたら、今度は、唇を思いっきり縦に開いて「ウ」と言ってみましょう。
開いて「ウ」と言うのが辛い場合は、人差し指と親指を上下の唇の間にはさんで「縦方向にこじ開ける」ようにしながら「ウ」と言ってみてください。
唇が「開いた状態」で「ウ」と言えたら、今度は「すぼんだ状態」に戻って「ウ」と言ってみましょう。
「すぼんだウ」と「開いたウ」を交互に繰り返し、慣れてきたところで、「すぼんだウ→開いたウ」という流れを一気にやりながら「ウゥ」と発音してみましょう。
「wa」と同じように、唇が開くことによって音の変化が生じるように「wu」と発音するのです。
そうすると、「ア行」の「ウ」とは異なる音になります。
唇が「すぼんだ状態」から「開いた状態」に変化する際、ずっと声を出したままにしておくというのがポイントです。
これができるようになれば、「woman」や「would」や「wood」など、[wu]の発音が含まれる単語を上手に発音することができるようになります。
是非、練習してみてください。
<続く>
本校では、「母音」の発音の仕方について、一人一人個別に丁寧に指導しています。
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