<前回の続き>
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英語の発音美人になりたければ、「発音記号」を使った学習が必須です。
「発音記号」は、文字通り「発音を表す記号」のことです。
「発音」というのは「音を発する」ということであり、つまりは「音」のことです。
「音」は空気を伝う振動ですから、当然「人間の目」には見えません。
見えない「音」というものを、平面に書き記して「見える」ようにしたもの、それが発音記号です。
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発音記号は、ほとんど「日本語のローマ字」と同じように読めば良いのです。
つまり、ローマ字が読める人ならば、7割程度の発音記号が既に読めるということです。
まずやるべきことは、「発音記号」と「実際の音」を合致させることです。
誰かが発した「音」を聞いて、それが「どの記号なのか?」を当てるのが最初のステージ。
全部で50個ほどある発音記号を覚えながら、それを「書ける」ようにするだけではなく、「実際の音」と一緒に覚えていくのです。
しかし、「音」を聞いて、「発音記号」を選ぶ、というのは、音に関して言えば「インプット」の作業になります。
本当に難しいのは、「音を出す」ということ、つまり「発音する」ということです。
誰かが示した「発音記号」を見て、それに該当する「音」を自分で出すというのが第2ステージです。
ここまでができれば、まず「発音記号」の学習の半分は終わったと言えます。
しかし、これでもまだ十分ではありません。
「発音記号」というもので英単語が表示されるのは稀です。
なぜなら、普通は発音記号ではなく「スペル」で表示されるからです。
そこで、今度は「発音記号」と「スペル」を合致させていく、という作業が必要となります。
「発音記号」と「スペル」は、どちらも「紙に書いて示す」ことができますから、どちらも「目に見える」ものと言えます。
「目に見える」ということは、両者を「目」で見比べながら、1つずつ自力で学習していくことができるということです。
ここまでの学習は、すべて「同時」に行うのが理想的です。
つまり、「実際の音(目に見えないもの)」と「発音記号(見えるもの)」と「スペル(見えるもの)」の3者を同時に合致させていくのです。
「発音記号」と「スペル」を合致させていく学習は、やる気になれば一人でも可能です。
しかし、そこに「実際の音」を織り交ぜるとなると、いくら音に関するセンスがある人でも、一人では難しいでしょう。
こればっかりは、誰かについて指導してもらう方が効率が良いと言えます。
「発音記号」に合わせて正しい音が出せる人、そして、自分が出した音を聞いて、それが正しいかどうかを判断してくれる人。
そういう人が身近にいるならば、一度習ってみるのと良いでしょう。
発音をキレイに出せるようにすることは、その後の英語人生で大いに役に立つことでしょう。
<続く>
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