誰にだって「苦手なこと」ってあるものです。

ところが、「苦手なこと」をそのまま放っておくことが多い人と、なんとか努力して克服することが多い人と、人間、2つに分かれるのではないかと思います。

「苦手なこと」を克服していく人は、決まって、「やり続ける」ということを実践した人です。

前回、私が「やり続ける」ということを実践している1つに「前屈ストレッチ」を挙げました。

これ以外に、私は去年の6月22日からずっと、「左手で箸を持って食事する」ということを実践しています。

なんでそんなことをしているのか、人はよく私に尋ねます。

よく聞かれるのは「右脳を鍛えるため?」ということですが、私は右脳とか左脳とかいう区別についてはよく分からないので半信半疑です。

右脳うんぬんということではなく、私は常に「うまくいかないこと」を実践し続けようと思っています。

「うまくいかないこと」というのは、つまりは「苦手なこと」と言い換えても良いかもしれません。

やり始める前はもっとうまくできると思っていたのに、実際に始めてみると「うまくいかない」ということは誰にでもありますね。

そういうことを「自分には向かない」とすぐにばっさり切り捨ててしまうことも時には大切かもしれませんが、一方で「自分にもできるはず」と信じることも大切です。

私は日々生徒達に「うまくいかないこと」を諦めずに努力するよう話しかけています。

だから、私自身も、「うまくいかないこと」を諦めずに努力することを実践し続けたいと思っているのです。

その1つが前屈ストレッチであり、左手で橋を持って食事することなのです。

左手で橋を持って食べ続け、もうすぐ1年です。

これをやり始めた当初は、箸が薬指に食い込み、親指の付け根にも食い込み、時には中指も痛くなり、とても辛かったのです。

最初は頑張っていましたが、だんだん「面倒くさいな」とか「イヤだな」とか「辛いな」とか「右手で食べたいな」とか、たくさんの「心地悪さ」を感じるようになりました。

だけど「面倒くさいな」とか「イヤだな」とか「辛いな」という心地悪さに負けて、すぐに「や~めた」となってしまっては、「うまくなっていく」ということは絶対にあり得ません。

「面倒くさいな」とか「イヤだな」とか「辛いな」という思いを乗り越えた先に、「前よりもうまくできるようになった」という自分が待っているのです。

左手で箸を持って食べ続けてもうすぐ1年。

前よりも「上手になった」「楽になった」「たのしくなった」など、心地よさを感じることができるようになったと思います。

「心地悪さ」を我慢した先に「心地よさ」がある。

それは、どんなことにも通じるような気がするのです。

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