来週火曜日に配信予定のメルマガのテーマを考えてみて、

「これは、文法的な解説が必要だな」

と思ったので、先にブログの方で解説を書いておこうと思います。

英語を勉強している人なら、「第4文型」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「第4文型」というのは、「S+V+O+O」という形の文のことです。

「S」は「主語」。

「V」は「述語動詞」。

「O」は「目的語」。

「目的語って何だ?」という人もいることでしょうが、カンタンに言えば、目的語とは「動作が行われるもの(受け身の立場のもの)」のことです。

「私は彼を殴った。」

という文の場合、「殴る」という動作を「行った」のは「私」ですが、

「殴る」という動作が「行われた」のは「彼」となりますので、「彼」が「目的語」ということになります。

そして、「目的語(動作が行われる語)」が「2つ」入り込んだ文は、「第4文型」となります。

例えば、

「私は彼に本を買った。」

という文の場合。

「彼」という言葉は、「買う」という動作が「行われたもの」と言えます。

「彼」からしてみれば、「買ってもらった」ということで、「受け身」の立場になっているのです。

さらに、「本」という言葉もまた、「買う」という動作が「行われたもの」と言えます。

「本」にしてみれば、書店に置かれていたところ、「買われた」ということになり、やはり「受け身」の立場になっていると言えるのです。

つまり、「私は彼に本を買った。」という文の場合は、「彼」も「本」も、どちらも「目的語」ということになります。

これを英語にすると、次のようになります。

I bought him a book.

これは「S+V+O+O」という第4文型の文です。

このような第4文型の文は、「第3文型」へと変換することができます。

その方法とは?
また変換することによる違いは?

それについてはまた次回!

続く