まず、関係代名詞は、具体的にはどの単語のことでしょうか?

以下、関係代名詞として一般的に使われるものです。

【関係代名詞】
1. who
2. whose
3. whom
4. which
5. that

このうち、「3. whom」については、最近の教科書や文法書では、この言葉の存在自体について触れられていないこともあります。

英語圏の世界では「whom」は既に「古い言葉」として扱われている傾向にあり、固い文書などを除いて、今では「whom」という言葉自体ほとんど使われません。

しかし、説明の都合上、とりあえず「whom」も入れておきます。

さて、上記の5つの関係代名詞を見ると、1〜4に関しては「疑問詞」という言葉と同じだと思った人もいることでしょう。

「疑問詞」というのは「誰?」とか「どうして?」のように、返答が「YES/NO」にはならないような質問をする場合に使われる言葉のことです。

「疑問詞」は、「疑問代名詞」と「疑問副詞」に分かれるのですが、「疑問代名詞」だけを見ると以下のようになります。

【疑問代名詞】
1. who
2. whose
3. whom
4. which
5. what

つまり、「疑問代名詞」と「関係代名詞」は、どちらも「5つずつ」あり、そのうち「4つ」は同じ単語が使われる、ということになります。

さて、今日はここまで。

次回から、少しずつ、関係代名詞について説明していきます。
どうぞお楽しみに!