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1. Do you know the name of the family who recently moved into that house?
→答え: あなたは最近あの家に引っ越してきた家族の名前を知っていますか?
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2. We should also invite the students who did not come to the party last month.
→答え: 私達は先月そのパーティーに出席しなかった学生達も招待すべきだ。
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3. I still remember the little girl who was crying in the middle of the street.
→答え: 私は通りの真ん中で泣いていた小さな女の子を今でも覚えている。
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4. The tourists who went to the cave last night have not come back yet.
→答え: 昨夜その洞窟へ行った旅行者達はまだ戻って来ていない。
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さて、いかがでしたか? 全問正解できたでしょうか?
オレンジ色の文字のところが「関係代名詞+その後ろに続いている部分」であり、これが1つのかたまりとなって機能しています。
そして、青色で塗られた部分が「関係代名詞の前に置かれた名詞」であり、「関係代名詞+その後ろに続いている部分」によって修飾されているのです。
関係代名詞の前に置かれ、「関係代名詞+その後ろに続いている部分」によって修飾されている名詞(青色で塗られた名詞)のことを、英文法では「先行詞」と呼びます。
日本語では、「修飾される言葉」は「修飾する部分」よりも「後ろ」に位置します。
ところが、関係代名詞が使われる表現では、「修飾される言葉(青色の言葉)」は、「修飾する部分(オレンジ色の部分)」よりも「前」に置かれるのです。
日本語と異なり、「後ろ」ではなく「前」に位置する、つまり「先に行く」ということで「先行詞」という名前になったわけです。
「先行詞」という言葉を耳にした場合は、それが「関係代名詞+その後ろに続いている部分によって修飾される名詞」のことであると思い出してくださいね。
さて、「先行詞」という言葉と共に、「関係節(かんけいせつ)」という言葉も一緒に覚えましょう。
「関係節」というのは、平たく言えば、上記の「関係代名詞+その後ろに続いている部分」のことです。
「節」というのは、「主語+述語動詞」を含んでいるかたまりですが、「文」ではなく「文の一部」として機能している部分のことです。
「関係代名詞+その後ろに続いている部分」には、必ず「主語+述語動詞」が含まれているので、「関係代名詞+その後ろに続いている部分」は「節」となっていると言えるのです。
上記の4つの問題で言えば、オレンジ色で塗られた部分が「関係節」です。
そして、「関係節」の部分が、「先行詞」となっている名詞を修飾しているのです。
さあ、関係代名詞というものが、少しずつ見えてきたでしょうか?
次回は、「who」以外の関係代名詞についてご紹介します。
どうぞお楽しみに!