日本人に発音指導をしていると、「n」の発音がうまくできてない人が多いな、と思うことがよくあります。

これは、ほぼ「全日本人」に共通することです。

「え? 『n』の音は、日本語の『ン』でしょ? そんなのカンタンだよ。」

という人が多いと思いますが、実は、英語の「n」と日本語の「ン」は同じではありません。

例えば、「one」という語。

日本人は、カタカナで「ワン」と言えば済むと思っていますが、ネイティブからすれば、それでは「物足りない」という感じがすることでしょう。

「n」の音は、「鼻」と「のど」の両方から出さなくてはなりません。

さらに、「舌先」も使います。

日本語で「ナ」と言う時、舌先が上あごに触れますね?

そこに舌先をつけたまま、「鼻」と「のど」から「n~」という音を出すのです。

ここで文字で説明するだけでは難しいのですが、要するに、日本語の「ン」とするだけでは、「one」や「and」などの「n」の発音は正しく出せないのです。

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