少し間が空きましたが、先週より「英語の発音」を上達させるためのヒントをご紹介しております。

これまで、「ヒント1〜5」についてご紹介しました。

発音の練習をする際に、こうしたヒントに着目するかしないかで、「上達度」が大きく違ってきてしまいます。

さて、今日は少し違った見方で、「ヒント6」について書いてみます。

 

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【発音を上達させるヒント6】

ヒント「1〜5」では、以下のことをご紹介しました。

1. 音の強さ
2. 舌や唇の動きの柔らかさ
3. リズム感
4. 音程感
5. 音の長さ

この5つは、いわば「テクニカルな注意点」と言えます。

つまり、身体の動き、筋肉の使い方など、「自分の身体」の使い方に特化したものです。

今日ご紹介する「ヒント6」は、テクニカルな注意点というよりは、「頭の中の意識」における注意点です。

それは、「複数の観点をもって、自分自身を外側から観察する」ということです。

ヒントの1〜5のうち、人によっては「1つだけが弱点だ」ということもあるでしょうが、「1〜5のすべてが弱点だ」という人もいます。

自分の弱点がどこにあるのか?
自分の課題は一体何なのか?

そういうことを、自分自身でチェックしなくてはなりません。

しかも、自分自身をチェックする観点が「1つ」では不十分です。

上記の1〜5の全て、さらには他に自分が注意しなくてはならない課題について、全てを「同時」に確認する必要があります。

「自分自身を外から観察する」ための力のことを「客観力」と言います。

客観力というものは、たいてい誰でも持っています。

しかし、その力が自分にもある、ということを認識しながら、その力を「使おう」とすることがとても大切です。

これは、英語の発音に限った話ではありません。

何かしらの「技術」を身につけようとする際に、とても役に立つことです。

「自分自身を外から観察する」ということは、「自分の頭の思考力&想像力」を使い、「外から自分を見たらどうなっているのだろうか」ということを考えるということです。

スポーツにせよ、楽器演奏にせよ、道具や機械の使い方を覚えるにせよ、「技術」を身につける時には「自分を外から観察する」ということが非常に重要です。

このことをせずに「ただ時間をかけて繰り返す」ということをするだけでは、上達するまでにかなりの時間がかかってしまうことでしょう。

客観的に、複数の観点で、自分自身を、自分の外から観察し、チェックする。

こうした意識を持つことで、人は技術を身につけていくのだろうと思います。

 

さて、この続きはまた明日。
どうぞお楽しみに!

 


 

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