みなさん、こんにちは。
発音インストラクターの久末です。
先週から、英語の発音を上達させるための「7つのヒント」というテーマで書いてきましたが、今日が最後の7つ目です。
英語の発音というものは、耳が聞こえ、健康な発声器官(舌、唇、声帯、歯、あごなど)があれば、誰でも必ず上達するものです。
今日の7つ目を読んで、是非とも発音上達に向けたヒントにして頂ければと思います。
<アメブロからの続きはここから>
【発音を上達させるヒント6】
ヒント「1〜6」では、以下のことをご紹介しました。
1. 音の強さ
2. 舌や唇の動きの柔らかさ
3. リズム感
4. 音程感
5. 音の長さ
6. 複数の観点をもって、自分自身を外側から観察する
前回の「6」については、技術的なヒントというよりは、「頭の中」での注意点の話です。
「1〜5」も大事なのですが、これらの注意点を実際の発音に反映させるためには「6」の考え方がとても重要となります。
そして、今日の「ヒント7」は、「6」を実現させるために必要なヒントとなります。
それは、「スピードを落とし、細かく自分自身をコントロールする」ということです。
発音の上達が遅い人によくある傾向として、「スピードが速い」という事が挙げられます。
私の発音レッスンの一番最初の時、たいてい誰もが「スピードをもう少し落としましょう」という指摘を受けます。
その時、すぐにスピードを落とすことができる人は、発音が上手になるのが早い傾向にあります。
ところが、「スピードを落としましょう」という指摘をされたにも関わらず、なかなかスピードを落とせない人もいます。
そういう人は、おそらく、基本的に「せっかち」だったり「あわてんぼう」だったりするのかもしれません。
しかし、発音の上達において、「せっかち」や「あわてんぼう」は成長の妨げとなります。
自分の自然な発音スピードがあるとして、それを自分で「ゆっくりにする」という制御ができなければ、自分自身の発音の制御も難しいでしょう。
また、自分の発音をゆっくりにすることができなければ、前回の「ヒント6」で挙げたような「複数の観点で客観的に自分を外から観察し、チェックする」ということも難しくなります。
逆に言えば、自分の発音をゆっくりにすることができたならば、「複数の観点で自分自身の発音をチェックする」ということがやりやすくなります。
発音のチェックは、「自分」でしなくては意味がありません。
「他人にチェックしてもらう」、あるいは「録音してから後でチェックする」ということをいくら繰り返しても、発音は上達しません。
自分の発音を自分自身でチェックすることができるようになるには、まず、「自分の発音のスピードを落とす」ということがとても大事なのです。
自分のスピードをグッと落とし、自分の発音を丁寧に、細かくチェックしていく。
そういう意識を高く持ちながら、「ヒント1〜5」の技術的なポイントを押さえるようにすると良いでしょう。
さて、次回は「まとめ」を書きます。
どうぞお楽しみに!
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