前回までは、英語学習において「暗唱」がどのようにメリットあるかについて、ざっと説明しました。
暗唱のメリットは他にもたくさんありますが、その話はいったん置いて、今回から「音読」の際の心構えについて書いていきます。
私(久末)は、20歳の頃から「音読指導」を始め、累計では、かれこれ15年以上は人に「英文音読」の指導を行ってきました。
英文を音読する際に、日本人がよくやってしまうことを踏まえると、音読の際の注意点は、大きく以下の3つに分けられます。
1.スペル(文字)と発音の関連性に注意すること。
2.英文の構造(品詞・文法項目・文型)を意識すること。
3.英文の意味、単語の意味を捉え、そこから「映像化」しながら音読すること。
人は、英文という、あまり馴染みのないものを声に出して読んでいると、上記の3つのうちの、たいていは「1つ」のみに意識が偏ってしまいます。
やれたとしても、せいぜい2つ止まり。
3つを「同時」に意識するには、高い意識を持った「繰り返し」の練習が必要です。
この3つを意識しないでいると、音読による学習効果は「半減」どころか「3分の1減」となってしまいます。
というわけで、この3つに分けて、説明していきたいと思います。
次回はまず最初の「1」について詳しく解説します。
どうぞお楽しみに~!