<前回の続き>

(『誰でも「できる人」になれる!』シリーズのこれまでの記事一覧はこちら。)

ちょっと、これまでのおさらいです。

私(久末)は長年英語を教えるという仕事をしてきましたが、その中で「どんどんできるようになっていく人」と、そうでない人を観察してきました。

「どんどんできるようになっていく人」というのは「優れた客観力」を持つ人であり、そうでない人は、客観力があまり強くない人であるように思われます。

そして、優れた客観力を持つ人というのは「考える力のある人」であり、そうでない人は、あまり考えることが上手ではない人と言えそうです。

「考える」というのは、筋トレと同じで、健康な頭さえあれば、誰でも鍛えていくことができます。

人は、「何かに問われる」ということをきっかけとして「考える」ということを始めます。

「問われる回数」や「問われる頻度」が多ければ、それだけ「考える練習」もたくさんできます。

そのために、「自分で自分に問いかける」ということがとても有効です。

「自分ではないもの」が外から問いかけてくるだけでは、「問われる回数」や「問われる頻度」は「他人任せ」となります。

そこで、「自分に問いかける」ために、「自分に向けて、疑問文を作る」ということが必要になってきます。

自分自身への疑問文を作る際には、「Yes/No」で答えることができる疑問文よりも、「疑問詞」を使った疑問文の方が、繰り返し「自分に問いかける」という練習が可能となります。

英文法では、「疑問詞」というのは、以下の9つです。

<疑問代名詞>
 1. who
 2. whose
 3. whom
 4. which
 5. what

<疑問副詞>
 1. when
 2. where
 3. why
 4. how

これらをうまく使って、「自分に問いかける」ということをたくさん練習することができれば、「考える」ということも上手になっていきます。

ここまでが、前回までのあらすじでした。

「疑問詞」を使えば、「Yes/No」で答えられる疑問文よりも「質の良い疑問文」ができます。

次回は、そのあたりについて、もう少し深く考えてみたいと思います。

<つづく>

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