<前回の続き>
(『誰でも「できる人」になれる!』シリーズのこれまでの記事一覧はこちら。)
前回、以下のようなことを書きました。
■主観というものは、一番最初に自然に自分が抱く考え方や印象である。
■主観というものは、誰にでもある。
■主観同士がぶつかると、そこには「争い」が生まれる。
■主観だけで何かに取り組むと、努力しても成長しないことが多々ある。
特に一番最後の項目に着目したいです。
このブログ記事のテーマは「誰でもできる人になれる」ですが、「努力しても成長しない」ということは、「できる人になっていかない」ということです。
「主観だけで取り組む」とうまくいかないことであっても、「客観」を持って取り組むとうまくいくことがあります。
では、「客観」とは何でしょうか?
「主観」の「主」は「アルジ」とも読めます。
つまり、家などの特定の1箇所に留まっている者のことを「主」と言うのです。
では「客観」の「客」とはなんでしょう?
それは文字通り「お客さん」ということであり、一箇所ではなく、色々なところからやってきて、また色々なところへ帰っていく者のことです。
つまり、「客観」というのは「客の目となって物事を観察すること」と言えます。
「お客さん」は1人とは限りません。
「主(アルジ)」とは違い、何人もいます。
それこそ、「無数」にいると言えます。
主観は1つ、客観は無数。
1つの事柄を「主観」で見ているうちは、そのものの本質や、隠されている問題などに気づくことはできません。
しかし、同じ事柄を観察する際に、自分の中に「客観」というものを持てば、そのものの本質や問題点に気づくことがあります。
さらに優れた客観性を持つ人は、そうでない人に比べ、物事の理解や修得が遥かに速く、深くなります。
では、いったいどうやったら「客観」というものを持つことができるでしょうか?
次回は、その辺りについてもう少し詳しく考えてみましょう。
どうぞお楽しみに!
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