耳が聞こえる人ならば、誰もが言語を修得することができます。
母国語だろうと、外国語だろうと。
でも、言語の修得度というものは個人個人で異なりますね。
言語修得の度合いをはかる基準はたくさんあるでしょうが、私は「音が見える」あるいは「文字が聞こえる」という観点がとても重要だと思っています。
「音が聞こえる、文字が見える」ではありません。
「音が見える、文字が聞こえる」なのです。
これができる割合や程度は、その言語の修得度を表す一つの指標となります。
「音が見える、文字が聞こえる」ということが容易にできる人ならば、例えば、英語で映画を見ていても、セリフが頭の中で「文字」として浮かぶことでしょう。
「そんなの難しい!」と思う人もいるでしょうが、これを母国語に置き換えてみるとわかると思います。
あなたは、日本語のドラマや映画を見ていて、セリフの一字一句を逃さずに文字化することはできますか?
たぶん、多くの人ができるはずです。
きちんと漢字で書けなかったとしても、せめてひらがなやカタカナでは書けるはずです。
つまり、母国語であれば、たいていの人が100%の程度で「音が見える、文字が聞こえる」ということを実感することができるのです。
同様に、アメリカ人がアメリカ英語を見ていたら、よほど文盲(文字が読めない人)でない限り、一字一句逃さずに「文字化」できるはずなのです。
これを外国語学習に置き換えてみて、自分がどれだけ「音が見える、文字が聞こえる」ようになったか、と確認することで、自分の修得度を知る目安になります。
では、どうすれば「音が見える、文字が聞こえる」ようになるのでしょうか?
続きはまた今度!
どうぞお楽しみに!