人には誰だって「苦手なこと」があるものです。

「英語」もそのうちに入ることでしょう。

英語を勉強していて、「英語の発音が苦手」とか「文法を理解するために理論的に考えていくことが苦手」とか、さらにいろいろ分かれることでしょう。

では、「苦手なこと」はどのように克服していけば良いのでしょうか?

今日はそんなことを考えていこうというテーマ(久しぶり)についてです。

前回の記事(これまただいぶ前の2月7日!)を読み返してみますと、「観察するポイントを増やそう」ということが書かれているみたいですねぇ。(自分で書いておきながら忘れるなって?)

まあ、言いたいことは要するに、「観察するのは良いけれど、そのポイントが少ないのでは問題が解決しないかも?」ということですね。

同じ事柄を観察していても、人によって「観察するポイント」も違えば、そもそも「ポイントの数」も違います。

「たくさんのポイント」から1つの事柄を観察できる人ほど、苦手なことを克服していくのが上手であるように思うのです。

では、一体何を観察すれば良いかといえば、当然のことながら「上手な人のお手本」です。

英語の発音にしても、仕事をこなすにしても、スポーツにしても、楽器演奏にしても、何にしても、「苦手な人」がいる一方で、必ず「上手な人」がいるものです。

「苦手」を克服していく近道の1つとして、「上手な人のお手本をよく観察する」ということがとても重要なんですね。

もし身近に上手な人がいるなら、まずはその人が実践するところをじっくり観察してみましょう。

そして、その時に肝心なのが、前回と前々回で書いたような「観察するポイント」というものなのです。

せっかく上手な人のお手本があるのに、「観察するポイント」が少なければ、何も得られずに終わってしまう可能性が高いです。

「お手本+たくさんの観察ポイント」が合わさって、ようやく上手な人に近づいていくことができるのですね。

では、身近に上手な人がいない場合はどうしたら良いでしょうか?

うん、これは困りましたね。

身近に上手な人がいない原因として、ぱっと思いつくのは2つ。

1.上手な人がいるようなところを探していない、あるいはそういう場所に足を運んでいない。

2.そもそも、上手な人がいないような、一般的に難しいことに挑戦しようとしている。

原因が1の場合は、「上手な人、お手本となる人は、探せば世の中にたくさんいるものだ」という前提があります。

たくさんいるはずの上手な人、お手本となる人が、たまたま自分の周りにいないだけ、ということなので、まずは「探しに行く」という努力が必要ですね。

しかし2の場合はそうもいきません。

初めから「たいてい誰もが苦手としていること」に自分が取り組んでいるのだとしたら、上手な人やお手本となる人を探す方が大変です。

でもそういう難しいことに挑戦しようとしているのは「自分の価値観」によるものでしょうから、「誰にとっても難しいと承知の上でそれに挑戦する」という姿勢そのものが賞賛に値するように思います。

そして、そうやって自分1人で試行錯誤していくうちに、やっぱり世の中には似たようなことに挑戦する人がいるもので、自分よりもハイレベルなところに既に到達している人が見つかることもあります。

そういう時は、やっぱりそういう人を「お手本」として観察することなりますね。

そして、お手本を観察することによって、自分のやっていることが飛躍的に向上していくということにつながるのだろうと思います。

さて、では「お手本を観察する」ということが大事だというのは当然の話ですが、「観察するだけ」では、まだ足りません。

「観察する」というのは「インプット」ということになりますから、当然、その反対の「アウトプット」も必要になります。

どちらかと言えば、「アウトプット」の方が肝心です。

次回は、「観察したこと」をどのように「アウトプット」につなげていくべきか、ということについて考察してみましょう。

どうぞお楽しみに!