<昨日の続き>
昨日は、英語を身につけるには「会話」のような実践も大事だが、それ以前に「個人トレーニング」が大事だ、という話についてざっと概要を書きました。
今日はその続き。
英語をスポーツにたとえると、「会話」というのは「試合」のようなものです。
もちろん「試合慣れ」するということも重要ですから、「会話のトレーニングをしないで良い」という話ではありません。
しかし「試合慣れ」をしていく一方で、個々の技術や知識を「個人個人」で磨いていくこともまた重要です。
では、「英語における個別トレーニング」とは一体何なのでしょうか。
以下、ざっと列挙します。
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1. 発音と文字に関する理解と知識
2. 正しく発音するためのトレーニング
3. 文法に関する理解と知識
4. 単語やイディオムに関する知識
5. 文法、単語、イディオムを使って、
分かり易い英文を作るトレーニング(筆記での英作文)
6. 英作文と同時に正しく発音するトレーニング
(口頭での英作文=英会話)
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大きく分類すれば、この6つということになります。
「1」と「2」は「音声学習」と言えるでしょう。
「3」と「4」は「文法」や「語彙」に関するお勉強です。
そして「5」と「6」はそれぞれ「英語で表現する(アウトプットする)」という最終段階のトレーニングです。
「6」がやれれば、それは「英語で会話ができる」ということになります。
そして、「6」の「質」を向上させるための個別トレーニングが「1~5」ということになるのです。
まずは「1~4」について、もう一度見てみてください。
1. 発音と文字に関する理解と知識
2. 正しく発音するためのトレーニング
3. 文法に関する理解と知識
4. 単語やイディオムに関する知識
いかがですか?
実際に外国に行って「英語が通じない!」と痛感した人も多いことでしょうが、その原因は一体何でしょうか?
色々考えられますが、まずは上記の「1~4」について、ご自身の現在の英語力と照らし合わせてみてください。
人には「得手不得手」というものがあって、たいていは「1と2の音声学習」か「3と4の文法・語彙学習」のどちらかが得意、どちらかが苦手、というケースがほとんどと思われます。
つまり、
「音声には強いけれど文法などの理屈に弱い」というケース、
もしくは、
「音声には弱いけれど文法などの理屈に強い」というケース
に分かれるのが普通、ということです。
両方できる人は、そう多くありません。
もちろん、「1~4の全部苦手!」という人もたくさんいます。
どれが苦手であろうと、がっかりすることはありません(笑)
すべて人間の能力の範囲内でできることばっかりです。
「空を飛べ!」とか「瞬間移動してみせろ!」と言っているのではないのです。
どれも「健康な人間ならばできること」なのですから。
大事なことは諦めないこと!
上記の1~4について、自分の強い部分と弱い部分をハッキリと自覚しながらも、それに合わせて個人トレーニングをしていけば良いのです。
では、次回以降、上記の「1~6」について、1つずつご紹介していきますね。
どうぞお楽しみに!
<続く>
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