<前回の続き>
日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」「ローマ字」の4つの表記方法があります。
そして英語の言葉は、日本語では主に「カタカナ」で表記されます。
ところが、前回もご紹介したように、「英単語」を「カタカナ」で表記していくには限界があります。
「luck」も「lack」も「ruck」も「rack」も、すべてカタカナだと「ラック」となってしまいます。
「l」と「r」では発音が異なります。
「u」と「a」では発音が異なります。
このように、日本語での文字の分類よりも、英語での文字の分類の方が細かいわけですから、日本語のカタカナでは対応ができなくなるのです。
そこで、「日本語のカタカナ」ではなく、「英語の文字」という細かい分類を基準にして学んでいくことが重要です。
では、それはどうやれば良いのでしょうか?
別のブログ記事テーマ「音が見える、文字が聞こえる」でもさんざんご紹介してきましたが、「音」と「文字」を付け合わせるには、実際に英語の音にたくさん触れていく必要があります。
「文字を見ながら音を聞く(音と文字のインプット)」
「文字を見ながら音を出す(文字のインプット+音のアウトプット)」
こういう訓練をたくさんしていかなくてはなりません。
まず、なんにせよ、「量」が必要です。
「量」をこなしていくうちに、徐々に「音」と「文字」の間のある法則を学んでいくことができます。
だから、とにかくたくさんの英語を「音」と「文字」の両方でインプットしていくことが何よりも重要なのです。
英語ができるようにならない人の話をよく聞いてみると、「英語の音をほとんど聞いていない」という場合がほとんどです。
「毎日、英語の音を1時間以上聞く」ということを実践できている人は滅多にいないでしょう。
しかも「文字と一緒に音を聞く」となると、ほとんど「ゼロ」かもしれません。
ですが、「音と文字を一緒にインプットする」ということをしないでは、当然のことながら「音と文字」の関係性が見えてくるはずがありません。
だから、英語ができるようになりたいと思うのならば、一番最初に、何はともあれ、「音と文字を一緒にインプットする」ということを「大量」にやるべきです。
「量」をこなす中に「質の向上」が見えてくるのです。
これは何も英語に限った話ではありませんね。
そして、もう1つ、英語学習者の強い味方、音と文字の「架け橋」となってくれるものがあります。
それは「発音記号」というものです。
発音記号をマスターすれば、「音」と「文字」を対応させるのに本当に役に立ちます。
どのように役立つのか、それはまた次回ご説明しますね。
どうぞお楽しみに!
<続く>
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