<前回の続き>
繰り返しますが、英語を身につけようと思うなら、「知識のお勉強」だけでなく、「慣れるための実践英会話」だけでもなく、「個人トレーニング」をしなくてはなりません。
もちろん「知識のお勉強」も大事なのですが、それも含め、以下のようなことが重要です。
1. 発音と文字に関する理解と知識
2. 正しく発音するためのトレーニング
3. 文法に関する理解と知識
4. 単語やイディオムに関する知識
前回までは「1. 発音と文字に関する理解と知識」を身につけることに関してお伝えしましたので、今回は「2. 正しく発音するためのトレーニング」について書こうと思います。
英語で会話をするという場合は、当然「口」を使って「音」を出さなくてはならないわけですから、個人トレーニングでも「口を使って音を出す」ということをたくさんやらなくてはなりません。
「口」を使う、ということをしないのに「英会話ができるようになりたい」という人がもしもいたとしたら、「それは水に入らずに泳げるようになりたいと言っているのと同じだよ」と言ってやるべきでしょう。
しかし、言われてみればそうなのに、実際には「口から英語の音を出す」ということを日々訓練している人というのは、あまりたくさんいないようです。
どこか「頭の良さ」だけで英語が話せるようになると思っている人が多いのでしょうね。
しかし、言語というものは、「頭の良さ」だけで話せるようになるものではありません。
もちろん、ちょっとは「頭の良さ」も必要ですが、それは母国語だって同じこと。
言葉を話す、ということは「口」を使うということなのですから、日頃からたくさん「口を使う」という練習をしなくてはなりません。
つまり、まず大切なのは、やっぱり「量」なのです。
「量」がたくさんあるからこそ、その中から「発見」したり「理解」したりすることができるのです。
具体的には、個人差はありますが、そう、一日に最低でも「30分」近くは英語の音を自分の口から出すようにしたいところです。
「えっ、そんなに無理!」と言っている人は、まず「自分は英語学習者である」という自覚を持ちましょう。
こういうことは「意識」の問題です。
自分が身につけようとしていることに如何に時間を割くことができるか、ということがとても重要になってくるのです。
さて、「口」を使うと言っても、そこには「文字」の存在も忘れてはいけません。
最初はいきなり「会話」をやるのではなく、「文字」を目で見て、それを「音」にして出す、つまり「音読」をたくさんやるべきなのです。
ところが、自分が出している音が正しいかどうか、というのは初級者にはなかなか分かりません。
なので前回も最後の方で書きましたが、学習初期の頃は、やっぱり誰か発音の上手な指導者について練習するのが良いと思います。
そのうち、指導者がいなくても自分だけで、自分の発音を自己評価することができるようになるものです。
そうなるまでは、辛抱強く、指導者に指示を仰ぐのが良いでしょう。
「音読」に関しては、これまでにブログ記事「英語は絶対暗唱だ!」など、たくさんご紹介してきましたので、過去記事も合わせてご覧ください。(過去記事一覧はこちら)
さて、次回は「3. 文法に関する理解と知識」に関してお話しますね。
どうぞお楽しみに!
<続く>
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